\ プロの話を聞いてみよう! /無料で家づくりを相談する

実家が林業を営んでおりますもので

「吉野杉」強さは吉野の自然と人の成せる業

「吉野杉」強さは吉野の自然と人の成せる業

家を建てるにあたっては、柱や梁、土台にどのような材を採用するかは重要な検討項目の一つです。国産の杉や桧を採用したいと希望しても「オプションです」とか、「高くなりますよ」と言われて諦めた方も多いのではないでしょうか。

木造住宅(木造軸組工法)の約60%の住宅に集成材が採用されており、集成材の多くは欧州や北米からの輸入材が使われています。

しかし、木造住宅の建築費のうち、構造材(羽柄材を含む)が占める割合は加工費を含めても10%前後、木をふんだんに使った住宅でも20%までは掛からないと言われています。集成材から国産材に変更したとしても5%前後の増額ですので、「国産材は高い」とのイメージが一人歩きしているのかもしれません。

国産材は自生の木を切り出しているのではなく、林業家が50年~100年の時を掛けて育てた人工林から産出されています。日本各地から産出される国産材は同じ樹種であってもその特徴は異なります。イチゴの「とちおとめ」や「あまおう」、お米の「こしひかり」や「あきたこまち」など、イチゴやお米に多くのブランドがあるように国産材も地域の気候や土壌、独自の施業により作られたブランド材が多数あります。

第一回目は、きめ細やかな年輪、淡紅色の美しい色艶、独特の香りの高級ブランド材として有名な「吉野杉」に注目したいと思います。

吉野杉_1

きめ細やかな年輪、淡紅色の美しい「吉野杉」とは?

この筆者の記事

「大手ハウスメーカーじゃないと不安」と言う親を、どう説得する?~家づくりで価値観がすれ違うときの考え方

目次親を説得するポイント3つ「やっぱり大手ハウスメーカーの方が安心なんじゃない?」にどう向き合うか1. 「知ら…

3月入居を目指すなら、もう分かれ道。家づくりのスケジュール最新事情 !

目次なぜ注文住宅は時間がかかるのか?依頼先によって異なる、家づくりのスケジュール工務店の目安は「土地決定後、約…

暮らしは変わる。変化に寄り添う間取りの考え方!

目次新築時、「こうありたい」と願って選んだ間取りそして25年後──ライフスタイルとのズレに気づく「トレンド」で…

2025年度住宅ローン減税、若年層向け特例を1年延長

目次住宅ローン減税とは?2025年度住宅ローン減税の主なポイント子育て世帯・若者夫婦世帯への優遇措置その他の世…

木造建築の新時代~進化する高層・大規模木造建築の可能性~

目次環境負荷の問題や法整備について高層や大規模建築を木造で建てるメリット高層・大規模木造建築で留意すべき課題 …

「子育てグリーン住宅支援事業」開始!

目次【新築住宅】子育てグリーン住宅支援事業の概要「すべての世帯」が対象の「GX志向型住宅」「子育て世帯等」が対…

この筆者の記事一覧