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フラット35S

※この記事は、2022年12月現在の情報をもとにしています。最新の情報は、住宅金融支援機構【フラット35】のホームページでご確認ください。

フラット35S

住宅金融支援機構と民間の金融機関が提携して融資する住宅ローン【フラット35】には、長期優良住宅など、「省エネルギー性」、「耐震性」などに優れた住宅を建築する場合に借入金利を一定期間引き下げる制度があり、これを「フラット35S」といいます。

3つのプラン(ZEH、金利Aプラン、金利Bプラン)

フラット35Sには、それぞれの金利の引き下げ期間が異なる「ZEH」と「金利Aプラン」、「金利Bプラン」があります。どのプランが利用できるかは、建物の条件によって異なります。

【フラット35の金利引き下げ幅】

◆ZEH
・当初5年間年▲0.5%引き下げ、6年目から10年めまで年▲0.25%引き下げ
・ZEH+長期優良住宅の場合、当初10年間、年▲0.5%の金利引下げ

◆金利Aプラン…当初10年間、年▲0.25%引き下げ
◆金利Bプラン…当初5年間、年▲0.25%引き下げ

建物の技術基準レベル

建物の基準は、「フラット35SZEH」により高い基準が設けられています。

建築基準法レベル<フラット35<フラット35S金利B<フラット35S金利A<フラット35SZEH

建物の条件

●ZEH

ZEHとは、外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、 室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、 年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとなることを目指した住宅です。

「ZEHロードマップフォローアップ委員会」(経済産業省、国土交通省及び環境省をオブザーバーとする委員会)により定義された水準が適用されます。


●金利Aプラン

【新築住宅の基準】
次の(1)から(5)までのうち、いずれか1つ以上の基準を満たす住宅であることが条件となります。

(1)断熱等性能等級5以上の住宅で、かつ、一次エネルギー消費量等級6の住宅※
(2)耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)3の住宅                 (3)免震建築物                                    (4)高齢者等配慮対策等級4以上の住宅(共同建て住宅の専用部分は等級3でも可)
(5)長期優良住宅

※認定低炭素住宅および性能向上計画認定住宅を含む。


●金利Bプラン

【新築住宅の基準】
次の(1)から(5)までのうち、いずれか1つ以上の基準を満たす住宅であることが条件となります。

(1)断熱等性能等級4の住宅で、かつ、一次エネルギー消費量等級6の住宅
(2)断熱等性能等級5以上の住宅で、かつ、一次エネルギー消費量等級4または等級5の住宅
(3)耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上の住宅
(4)高齢者等配慮対策等級3以上の住宅
(5)劣化対策等級3の住宅で、かつ、維持管理対策等級2以上の住宅(共同建て住宅などについては、一定の更新対策が必要)

なお、フラット35、フラット35Sの技術基準について詳しくはフラット35Sの技術基準をご覧ください。

申込み期限

フラット35Sには募集予定金額があり、予定金額に達する見込みとなった場合は、受付期限前でも受け付けが終了となります。その場合は、終了日の約3週間前までに【フラット35】のホームページで告知されます。