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ハウスメーカーのメリット・デメリット

ハウスメーカーの特徴は、「工業化(プレハブ化)」と「大量生産」にあります。そしてその結果として「より多くの人が求めるであろう住宅を、一定の品質でより多くの人に供給できる」という特徴があります。

この特徴は、ある人にとってはメリットとして、ある人にとってはデメリットとして現れます。

参考→工務店のメリット・デメリット

ハウスメーカーのメリット

1)安心感がある

ハウスメーカーは結果として工場生産や大量生産ができる大企業にほぼ限られます。全国に同じ構法の住宅が数多く建てらているという点でも、多くの検証が重ねされている安心感があります。また、工場生産を行うことによって現場での施工比率を抑えることができるため、個々の住宅による品質のばらつきが生じにくいと言えます。

2)完成時のイメージがしやすい

あらかじめ「どのような家を、どのような方法で建てるのか」が決まっているので、住宅展示場のモデルハウスやショールーム、カタログや実例集等のパンフレットで、住まいの完成形をイメージしやすいというメリットがあります。

3)アフターメンテナンス、保証が整っている

アフターメンテナンスの体制や保証面の制度が整っています。ハウスメーカーの多くは、法で定められた保証期間よりも長期の保証期間を設けている企業がほとんどです。これは永続性が期待できる大企業ならではのメリットと言えます。

4)工期が短い

大量生産、大量供給を可能にするために、建材の調達、生産、設計、施工の過程が効率良くシステム化されています。仕様が決まっているので設計期間を短縮することができ、部材の一部は工場で生産されてから現場に運ばれるので、工期を短縮することができます。

5)最新の技術や部資材を研究している

大量生産を可能にするには、より多くの方に支持される住宅を調査、研究し、商品に反映させていく必要があります。多くの人のニーズを捉えたキッチンやバス、トイレ等を標準仕様にすることで、最新かつコストパフォーマンスに優れた住宅を供給することができます。また多くのハウスメーカーでは、耐震や断熱等の独自開発も行っています。

ハウスメーカーのデメリット

1)柔軟な対応が苦手

ハウスメーカーは良くも悪くも大企業ですので、どうしても組織的な対応や会社のルールに縛られがちな所があります。人によっては、画一的な対応に不満を感じる部分があるかもしれません。

2)自由度に制約がある

ハウスメーカーは工業化と大量生産を行う仕組みのため、敷地の状況によっては間取りの自由度に制約が生じます。特に、平坦で形が整った土地ではメリットが発揮しやすい一方で、狭小地や変形地、高低差がある敷地ではハウスメーカーのメリットを発揮しにくいと言えます。

3)標準仕様から外れるとコストパフォーマンスが悪くなる

ハウスメーカーでは、より多くの方が好むであろう仕様を「標準仕様」に設定し、それを大量に仕入れ、生産することで高いコストパフォーマンスを実現しています。一方で「標準仕様」から外れるほど、コストパフォーマンスは悪くなっていきます。