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建築家で建てるという選択-ちょっとだけ、むずかしい。でも、おもしろい。

家づくりを考えたとき、ハウスメーカーや工務店を思い浮かべる方は多いと思います。

その中で、「建築家に依頼する」という選択は、少しだけ違う印象を持つかもしれません。

自由そう、でも難しそう。
こだわりは出せそうだけど、ちょっと大変そう。

その感覚は、実はそれほど間違っていない気もします。

建築家は「暮らしを考える人」

建築家の仕事は、単に図面を描くことではありません。

住まい手の暮らしを、空間としてかたちにしていくこと

が本質にあります。

どんな間取りがいいか、というよりも、
どんな過ごし方が心地いいのか。

どこでくつろぐか、
どんな時間を大切にしたいか。

そういったことを一つひとつ拾いながら、住まいのかたちを考えていきます。

最初から正解が見えているわけではない

建築家との家づくりは、あらかじめ完成形が見えているわけではありません。

打ち合わせを重ねながら、

 ・暮らしのイメージを言葉にして
 ・それをかたちにして
 ・また考えて直していく

その繰り返しで、少しずつ輪郭が見えてきます。

だからこそ、「こうすればいい」という正解が最初から用意されているわけではない、そんな進め方になります。

思っていなかった提案と出会う

このプロセスの中で、自分では思いつかなかった提案に出会うことがあります。

光の取り入れ方だったり、
空間のつながり方だったり、
暮らしのリズムそのものだったり。

建築家は、そうした提案を通して、暮らしの可能性を広げてくれる存在でもあります。

その提案に、どう向き合うか

提案には、すぐに「いい」と思えるものもあれば、少し考えないと判断できないものもあります。

建築家との家づくりでは、提案を受けながら「どう感じるか」「どうしたいか」と問われる場面が増えていきます。

建築家が考えた案をもとに、自分たちの中で少しずつ整理が進み、自分たちの暮らし方が見えてくる、そんな感覚です。

設計と施工が分かれている意味

建築家と家をつくる場合、

 ・建築家とは設計・監理契約
 ・工務店とは工事請負契約

という、別々の契約で進むことが一般的です。

そのため建築家は、施工とは独立した立場で、現場をチェックする役割も担います。これは、つくる側とは少し距離を置いて、客観的に見る視点とも言えます。

時間がかかるのも、そのため

建築家との家づくりは、どうしても時間がかかる傾向があります。

打ち合わせを重ねながら進めるため、完成までに1年半以上かかることも珍しくありません。

ただその時間は、何かを選ばされている時間というより、自分たちの暮らしを整理していく時間とも言えます。

ちょっとだけ、むずかしい

ここまで見てくると、建築家との家づくりは

 ・すぐに決まらない
 ・なんとなくでは進みにくい
 ・自分たちも考える場面が多い

という意味で、たしかに、ちょっとだけむずかしいのだと思います。

でも、その分おもしろい

一方で、

 ・思っていなかった提案に出会えたり
 ・自分たちでも気づいていなかった希望が見えてきたり
 ・少しずつ家の輪郭がはっきりしていったり

その過程には、用意された選択肢を選ぶだけでは得られない面白さがあります。

そして完成したときには、「自分たちで考えてきた家だ」という実感が残ります。

これから家づくりを考える方へ

建築家との家づくりは、わかりやすさやスピードとは少し違うところにあります。

最初からきれいに整った答えがあるわけではなく、考えながら、迷いながら形になっていく。

その分、少し手間もかかります。

でも、その過程ごと、自分たちの家づくりになるそんな進め方でもあります。

少し時間をかけてでも、自分たちらしい暮らしを形にしたいと感じる方にとって、建築家という選択は、きっとおもしろい家づくりになるはずです。




自分たちに合う依頼先を見つけることも、家づくりの楽しさのひとつです。

時間をかけてでも、自分たちらしい家をつくりたい。
そう感じたら、建築家を探し始める時です。

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