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家政婦・シッターが来やすい家|人が出入りしやすい家の作法

第三者が出入りしても気まずくならない家にしたい

今回ご紹介するのは、共働きで家事外注を積極的に活用しているH様ご夫婦(40代・東京都)の事例です。
求めていたのは、

・家政婦さんやシッターさんが出入りしやすい玄関動線
・家族のプライバシーを守るための“見せない”工夫
・鍵の受け渡しや入退室管理のストレス軽減

という、外部の人が家に入る前提ならではの3つのテーマでした。しかし、検討していた土地は玄関が1つしか取れない形状で、

「家族の生活空間と来客動線が重なる」
「キッチンや洗面が丸見えになる」

という課題がありました。
“人が出入りする家”は、一般的な間取りでは対応しきれない部分が多いのです。

後悔しないために知っておきたい3つのこと

1.サービス玄関は“動線の分離”が目的
2.鍵管理は“物理”より“運用”が重要
3.プライバシーは“見せない壁”より“通らせない動線”で守る

家政婦・シッター利用時に起こる“動線とプライバシー”のジレンマ

H様ご夫婦は、

・週2回の家政婦サービス
・月数回のシッター利用
・不在時のクリーニング受け渡し

など、第三者の出入りが多い生活スタイルでした。
そのため、家づくりでは次のような要望がありました。

・家族の生活空間を見せずに作業場所へ案内したい
・鍵の受け渡しをスムーズにしたい
・家政婦さんが使いやすい水回り動線にしたい

しかし、検討していた間取りでは、

・玄関からLDKが丸見え
・キッチンに入るにはLDKを通る必要がある
・鍵を渡すために毎回立ち会う必要がある

という問題がありました。
さらに、

「玄関を2つにすると面積が取られる」
「スマートロックは便利だが、運用ルールが必要」

という“コストと運用”のジレンマも存在していました。

玄関分離か、スマートロック運用か──検討した選択肢は2つ

A:サービス玄関をつくる
メリット:
・家族動線と来客動線を完全に分離できる
・パントリーやキッチンに直行できる
・プライバシーが守りやすい

デメリット:
・玄関が2つになるため面積を使う
・断熱・換気計画が複雑になる
・土地形状によっては設置が難しい

B:スマートロック運用で玄関は1つにする
メリット:
・コストを抑えられる
・鍵の受け渡しが不要
・来客の入退室管理がしやすい

デメリット:
・LDKが見える位置に玄関があるとプライバシー確保が難しい
・動線が重なるため、家族の生活感が出やすい
・運用ルールを決めないとトラブルになりやすい

H様は当初「スマートロックで十分」と考えていましたが、“プライバシーを守りながら作業しやすい動線”を優先すると、
サービス玄関の必要性が浮かび上がりました。

マッチングコーディネータの視点!

家事外注を前提にした家づくりでは、「どこを通ってもらうか」「どこまで入らせないか」 を明確にすることが重要です。家に家族がいる状態で作業してもらう日もあるため、“視線”というより 生活領域が交差しない設計 が鍵になります。

工務店に要望を伝える際は、次の3点を整理しておくと、プライバシーと作業性のバランスがとれた、精度の高い提案を受けやすくなります。

1|第三者が使う“具体的な動線”を伝える
玄関 → パントリー → キッチン
玄関 → 洗面 → ランドリー
サービス玄関 → 家事動線専用ルート

「どのルートを通ってもらうのか」が明確になると、
余計な生活空間を見せずに済み、作業効率も上がります。

2|“外部が入れない部屋(立入禁止エリア)”を決め、鍵の方式も指定する
玄関の鍵だけでなく、
外部が絶対に入らない“鍵付きの部屋”を1つ確保することが重要です。
寝室・書斎・クローゼットなど、守りたいものがある場所を明確にします。
鍵の方式(物理鍵・個別PIN・スマートロックの権限設定)も
あわせて決めておくと、扉の位置や建具計画がスムーズに進みます。

3|鍵の“運用ルール”を事前に定めておく
家政婦さんは曜日ごとにアクセス権を付与
シッターは当日だけのワンタイムパス
家族のプライベートルームは常時施錠
外部利用時は玄関だけでなく“内部の鍵”もセットで運用する

鍵は設備そのものより、どう運用するか が安全性を大きく左右します。

まとめ:整理するほど、家づくりがブレなくなる
動線・鍵・立入禁止エリアを最初に言語化しておくことで、
工務店側も “守るべき生活領域” と “通すべき作業動線” が明確になり、
家族の生活と外部サービスの両立がしやすい家 を設計できます。

H様が選んだのは「サービス玄関+パントリー直結+鍵管理の最適化」

最終的にH様は、

・玄関を2つに分け、サービス玄関をキッチン横に配置
・サービス玄関→パントリー→キッチンの直線動線を確保
・家族玄関はLDK側に配置し、生活空間を見せない構成に
・鍵はスマートロックで権限管理し、不在時も安心して入室可能に

という計画を選ばれました。
これにより、

「家政婦さんが作業しやすい」
「家族のプライバシーが守られる」
「鍵の受け渡しが不要」

という理想の環境が実現しました。

“間取り”より“出入りのシーン”を整理することが大事

家事外注を前提にした家づくりは、単に玄関を増やすだけでは不十分です。

「誰が、どの時間帯に、どこを通るのか」
「どこを見せたくなくて、どこを使ってほしいのか」
「鍵の管理をどうするのか」

これらを整理することで、“人が出入りしやすい家”が実現します。

動線・鍵・プライバシーの3つを整えることで、外部サービスを安心して活用できる暮らしが手に入ります。

そのプロセスに価値を感じる方にとって、工務店はとても魅力的な選択肢になるはずです。

自分たちに合う依頼先を見つけることも、家づくりの楽しさのひとつです。
ザ・ハウスでは、そのお手伝いをしています。

調べれば、答えらしきものは見つかる時代。
でも「私たちの場合は?」は、
ザ・ハウスに聞くのが近道です。

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