目次
いつまでに?
入居希望日は、お子様の入学時期など、家族の生活スタイルの変わり目をきっかけに考えてみるといいでしょう。
それと同時に、家づくりに「どうしてもかかってしまう期間」から逆算して、計画のスタート時期を設定します。注文住宅の計画期間は、規模、工法、依頼先などによって異なりますが、約1年が目安です。
どこに?
●建替えが可能な土地ですか?
現在、建物が建っているからといっても建替えができない場合があります。いわゆる「再建築不可」と言われる土地です。
家を建てる場合、建築基準法で定められた接道義務(幅員4m以上である建築基準法上の道路に、土地が2m以上接している)を満たしていなければなりません。接道義務を満たしていないと新たに建物が建てられないため、注意が必要です。
●土地の測量図はありますか?
コンセプトが決まったら、家づくりに共感できる依頼先に、間取りプランや見積りの提案を受けましょう。一部の工務店を除きますが、工務店やハウスメーカーは無料で提案を受けることが可能です。
提案を受けるにあたり必要となるのが、土地の測量図です。測量図はお持ちでしょうか?
土地の登記時に添付資料として提出する地積測量図が公的な資料としてあります。地積測量図は、お住まいの土地を管轄している法務局にて取得することが可能ですが、登記された時期によっては地積測量図が存在していないこともあります。
測量図が無い場合には、現況のブロックの境目や、設置してある境界ポイントを元に測量(現況測量)を行います。建替えの際の図面作成では現況測量で十分な場合もありますが、法的な根拠はありません。
●ブロック塀は大丈夫?
ブロック塀の高さは最大で2.2m(ブロック11段)までと規定されています。
ただし、ブロック塀が1.2m(ブロック6段)を超える場合には、3.4m以内ごとに控え壁(ひかえかべ)を設置するなどの安全対策を取らなければなりません。また、高さは最高2.2mまでとされています。
控え壁をつくる費用はもちろんのこと、控え壁は意外に場所をとるので建物の配置計画にも影響をおよぼすこともありますので、当初より検討項目に入れておきましょう。
どんな家を?
どんな暮らしがしたいのか、どんな家にしたいのかを考え、譲れないことや重視するポイントを考えましょう。ポイントは、ひとまず予算は気にせずに希望をすべて書き出してみることです。できれば、家づくり専用のノートを用意し、以下の手順にならって要望を書き出してみましょう。
1.「今、住んでいる家」のことを考える
今、住んでいる家の広さ(面積)よりお子様の成長に合わせて広くしたいのか、子供が巣立ち広い家は必要ないので小さくするのか、同じ広さでよいのか、今の家を基準に考えてみましょう。
さらに今、住んでいる家で気に入っている点、不満な点を書きだすと求めているものが見える化されます。
2.「新居で叶えたい希望」を書き出す
ひとまず予算は気にせずに、ここでは希望をすべて書き出してみましょう。家族間で意見が異なることも珍しくありませんので、初期段階でお互いの考えを理解しておくことも重要です。
必ず叶えたいこと、できれば叶えたいことに分けると整理もしやすくなります。