洗面所

洗面所のプラン

洗面所のタイプ

洗面所のプランを検討する際には、浴室やトイレとの関係を無視することはできません。洗面所、浴室、トイレの組み合わせから「完全独立型」、「折衷型」、「スリーインワン」の3タイプに大きく分けることができます。

完全独立型

洗面所、浴室、トイレが完全に独立しているプランです。それぞれの機能を独立して使うことができるため、人数の多い家庭向きといえます。一般的な住宅では浴室と洗面所が隣接し、トイレは独立させるプランが多く採用されています。

折衷型

洗面所とトイレがセットとなり浴室だけが独立したプランや洗面所(洗面化粧台)と浴室がセットでトイレが独立するプランなどの折衷型プランです。このプランでは、浴室を使っている時はトイレを使えないなどあり、人数の多い家庭には不向きです。また、洗面所が脱衣室を兼ねる場合には、トイレと脱衣室を同室にするのを好まない人もいますので、家族で十分に話し合いましょう。

スリーインワン

洗面所、浴室、トイレをワンルームに配置したプランです。寝室に隣接させて第2のサニタリースペースを設ける場合や狭小地に建築するなどスペースを有効に使うには適したブランです。

洗面所の広さ

1坪タイプ

洗面化粧台と洗濯機、少量の収納スペースの設置が可能であり、ベンチや椅子に腰掛けた人の着脱や洗面を介助する人のスペースも確保することができる広さです。
1坪タイプ

1.25坪タイプ

洗面化粧台と洗濯機、着替えやタオルなどの収納スペースを十分に確保したい場合や掃除、洗濯専用のシンクを別途設置するには、この程度の広さが必要です。
1.25坪タイプ

1.5坪タイプ

洗面所とトイレをワンルームに配置することも可能な広さです。
1.5坪タイプ

洗面所の入口

洗面所の入口(開口部)は最低75cm以上、車椅子対応では80cm~85cmの幅が目安といわれています。

その他

床や壁の仕上げは、掃除がしやすくある程度の耐水性のある材料を選ぶことが大切です。特に浴室と洗面所の出入り口の段差を無くす場合には、床が濡れやすくなりますので仕上げ材だけではなく下地材も水に強い耐水合板を選ぶなどの配慮が必要です。

洗面化粧台

洗面化粧台の種類

洗面化粧台は、オーダーメイドタイプとシステムタイプ、ユニットタイプ(据え置き型)の3種類に大きく分けることが出来ます。

オーダーメイドタイプ

設計者が使う人のご要望にあわせてサイズや高さ、収納の大きさを設計し、シンクなどのさまざまなパーツを組み合わせて現場で施工する洗面化粧台です。
輸入品の洗面ボウルや水栓金具を使い、大工や家具職人がカウンターや化粧キャビネットを造作するなど、各家庭の要望や生活スタイルに細やかに対応することが可能ですが、ユニットタイプの量産品に比べ割高になります。

システムタイプ

各メーカーから販売されている洗面化粧台のことです。洗面やお化粧などの身支度に必要な機能をユニット化し、組み合わせた洗面台のことで、その中でもカウンターや洗面ボウル、扉材、水栓金具、収納などを自由に組み合わせることができるタイプをいいます。工場で生産された規格部材を現場で組み立てるため、事前にショールームで使い勝手や現物の色や形を確認できるメリットがあります。
最近では高機能洗面化粧台も登場し、オート水洗やタッチレススイッチ、照明の自動オフタイマー、化粧用の椅子を組み合わせたタイプ、足元温風機付きなどの装備を選ぶこともできます。

ユニットタイプ(据え置き型)

各メーカーから販売されている洗面化粧台の中でも洗面ボウルと鏡、収納キャビネット、照明器具、水栓金具などがセットになっている一般的な洗面化粧台です。間口75cm~90cmのサイズが多く採用されています。規格された商品のため、各家庭の生活スタイルに細やか対応する自由度は低いといえますが、価格が手ごろな商品が多数あります。

洗面化粧台の設備機器

洗面ボウル

洗面ボウルの素材は、陶器製やホーロー仕上げ、樹脂、人造大理石、アクリル系人造大理石などがあります。
洗面ボウルをカウンタートップ面より下に設置するタイプをアンダーカウンター式といい、カウンタートップ面の上に洗面ボウルの端を被せるように設置するタイプをオーバーカウンター式といいます。

家族が多い場合は毎朝の混雑を緩和するためには、洗面ボウルが2つセットになった「ツインボウルタイプ」もお勧めです。

カウンタートップ

洗面化粧台の上部に設置されている天板のことをいいます。素材は人工大理石や集成材、天然石、タイル、樹脂などがあります。耐水性があり、汚れがつきにくく、メンテナンスが良いものを選ぶことが大切です。

水栓

水栓には、機能・仕様の違う様々なタイプがあります。
温度調節できず、通常水道水がそのまま出るのが単水栓、湯と水を混合して温度調節できる機能のある水栓を混合栓といいます。
また、レバーやハンドルを操作することなく、センサーで自動で吐水止水するのが自動水栓、水栓の先端のスイッチをタッチすることで吐水止水するのがタッチ式水栓で、両方とも節水効果があります。

その他

足元温風機やビルトインドライヤー、照明の自動オフタイマー、鏡の曇り止めヒーターなどの設備機器があります。

その他の設備機器

洗濯パン(防水パン)

洗濯パンとは、洗濯機を置くための排水口付きの受け皿のことで、FRP、ABS樹脂等の防水性の高い材料で作られています。全自動洗濯機用や二層式用など複数のサイズがありますので、手持ちの洗濯機に合うのか、洗面所のスペースに設置が可能なのか確認が必要です。最近では洗濯パンのスペースが確保できない、掃除がしにくいなどの理由から洗濯パンを設置しない家庭も多くなりました。

洗濯流し

洗濯流しとは、汚れ物や掃除後の雑巾など洗面化粧台や洗面器では洗いたくない場合に使うシンク(流し)です。洗剤などの小物の収納も可能なユニットタイプの洗濯流しもあります。

タオルドライヒーター

熱伝導性の高い不燃性オイルを完全密封したスチールパイプを電気で暖め、その熱でタオルや下着を手軽に乾燥させることができる商品です。狭い洗面所などで、手軽に使用済みのタオルなどを乾燥させることが可能です。