請負契約で決まった内容をもとにプランの微調整をしたり、床材や壁紙、設備、コンセントの位置や色打合せ等を行います。
ハウスメーカーの展示場やショールームを訪ね、設計担当者やインテリアコーディネーターと打合せを重ねていきます。
※参考→工務店で建てる場合
※参考→設計事務所で建てる場合
主な打合せ事項は、下記の内容です。
・設備機器(キッチン、バス、洗面)
・外部仕様(屋根材、外壁材、扉、サッシの種類と色)
・内部仕様(床材、壁紙、ドア、ドアの種類と色)
・収納、造作工事
・コンセント
一般的に、2ヶ月~3ヶ月をかけて打合せを進めていきますが、打合せは土・日曜日など施主の休日に限定されるため、それほど回数があるわけではありません。
ユニット工法等、工場で生産される比率が高い工法の場合には、工事に着手する1~2ヶ月前までに決めておかなければならない項目もあります。工場に部材を発注するまでに決めておかなければならない内容、その後でもじっくり打合せができる内容を担当者に確認しておきましょう。
通常、請負契約時点の設備や仕様の内容は、そのハウスメーカーで最もコストパフォーマンスのいい「標準仕様」で設定されていることが多いため、詳細・仕様打合せの中ではどうしてもコストがアップをしてしまいがちです。打合せを進めるごとに希望は膨らみがちになりますので、この段階での予算管理は大変重要です。
別途工事とされている居室の照明器具やカーテン・ブラインド、エアコンなどの空調設備、門扉や塀などの外構工事については、この段階で、建物と同じハウスメーカーに発注するか、別の会社に発注するか、または自分で調達するのかを決めます。
最終的な図面と見積書は必ず確認し、打合せの変更箇所が全て正しく修正されているか、図面で修正された内容が正しく見積書にも反映されているかをしっかり確認しましょう。
ハウスメーカーの場合、詳細・仕様打合せで決まった内容は「追加変更工事契約」として工事請負契約とは別に契約を結ぶのが一般的です。工事請負契約で決まった内容と、追加変更工事契約で決まった内容が総費用になります。