設計事務所との家づくりの計画期間は設計事務所によって異なりますが、工務店やハウスメーカーと比較すると、同じ工法であれば最も計画期間の長い依頼先といえます。
建築家との家づくりを検討してから依頼先の建築家が決まるまでに、おおよそ２～３か月かかります。
※参考→設計事務所の選び方
依頼先が決定してからの一般的な計画期間は、計画の開始から入居まで最短でも約14ヶ月はみたほうがいいでしょう。昨今の価格高騰により、見積調整期間が長くなることが多いためご注意ください。
※参考→ハウスメーカーで建てる場合
※参考→工務店で建てる場合
以下は、設計事務所で建てる場合の一般的なタイムテーブルです。
基本設計＜約３ヶ月＞
建築家によって、まず初めに設計監理契約をする方、簡単なヒアリングの後に無料あるいは有料でファーストプランを示し、その後に設計監理契約をする方に分かれます。
ファーストプランを示す場合は、その作成に１ヶ月ほどかかる方もいますが、ファーストプランは基本設計の一部ですので、契約のタイミングが違うだけで、基本設計期間には影響しません。
基本設計の期間は平均すると３ヶ月ほどですが、完全注文住宅である設計事務所の家は、基本設計が最も重要な工程ですので、設計事務所あるいは建て主によっては、この期間を１年以上取る方もいます。
逆にファーストプランで希望とピッタリあってしまえば１ヶ月で終わることもあります。
実施設計＜約2.5～３ヶ月＞
基本設計を元に見積り用および工事用の図面を制作します。 また、その間に細かい造作や素材、設備、色などを打合せます。
見積り調整・請負契約＜約２ヶ月以上＞
複数の工務店に見積りを依頼し、提出された見積りが予算内に収まるよう調整を行います。予算調整が終わると建築家のアドバイスの下に施工する工務店を決め、請負契約を結びます。
※昨今の価格高騰により、見積調整期間が2～５か月かかるプロジェクトが増えているのでご注意ください。
工事期間＜約６ヶ月＞
工法や建物の大きさによって工事期間は異なりますが、一般的な木造住宅ではおおよそ６ヶ月かかります。
