\ プロの話を聞いてみよう! /無料で家づくりを相談する

共働き×育児世帯の失敗しない間取りのコツ

知って解決!3つのポイント

・共働き育児世帯が間取りで失敗しやすいポイント
・「ランドリールーム直結収納」vs「時短設備導入」の違いと選び方
・家事ラク間取りを採用したご家族の体験談

「朝は子どもの支度と自分の身支度でバタバタ、夜は帰宅後に料理と洗濯でヘトヘト…」。そんな共働き育児世帯にとって、家事のしやすさは注文住宅を考えるうえで最重要ポイントです。特に「洗濯」と「料理」の動線次第で、毎日の暮らしの快適さが大きく変わります。この記事では、N様ご家族の事例で忙しい世代の失敗しない選択のコツをお伝えします。

大きな分岐になるストレス解決策

家づくりを検討する中で、多くの方が「間取りで失敗したくない」と考えています。
特に動線が悪いと、毎日の小さなストレスが積み重なり、暮らし全体の満足度が大きく下がってしまうのです。
間取りを工夫することで、家事にかかる時間と負担は大きく変わります。特によく聞かれる大きな分岐点となるのは次の2つです。

●ランドリールーム直結収納
洗濯→干す→たたむ→収納までを最短距離で完結させる方法。

●時短設備の導入(食洗機・乾太くん・ロボット掃除機など)
動線よりも機械に任せるスタイルで、家事を減らす方法。

例えば、N様ご夫妻(30代・子ども2人の共働き世帯)は、家づくりの検討段階で「洗濯物を1階と2階を行き来して片付けるのが大変」という課題を感じていました。一方で「高性能な家電を揃えれば、動線にお金をかけなくても良いのでは?」という迷いも。まさに多くのご家庭が直面する分かれ道でした。

ストレスを解決する選択肢を知る

それぞれの方法には明確な特徴があります。

【ランドリールーム直結収納】
メリット:
・洗濯から収納までの移動が最小限
・家族全員の衣類が1か所で完結するため管理が楽

デメリット:
・専用のスペースが必要で、間取りや土地条件によっては難しい
・建築費がやや増える傾向にある

【時短設備の導入】
メリット:
・食洗機や乾太くんなど、家事時間を一気に短縮できる
・導入コストはかかるが、設置後は効果をすぐ実感できる

デメリット:
・設備が故障した場合は代替手段が必要
・ランニングコストやメンテナンス費用がかかる

つまり、「どこにお金とスペースをかけるか」で判断が変わります。
空間投資(間取り)で解決するか、設備投資で効率化するか。どちらも魅力的な方法ですが、「自分たちが一番ストレスを感じている家事は何か」を整理することが第一歩です。

N様が選んだ方法、そして理由はこれ!

最終的にN様ご夫妻が選んだのは「ランドリールーム+回遊動線」でした。理由は、洗濯の負担が圧倒的に大きく、共働きの毎日に直結していたからです。

具体的には、ランドリールームを玄関近くに配置し、帰宅後すぐに洗濯機に放り込めるように設計。さらにファミリークローゼットを隣接させることで、「洗濯する→干す→しまう」がワンストップで完了する間取りにしました。

当初は「土地に制約があるから、ここまでスペースを取っていいのか」と迷ったそうですが、完成後は「朝の支度が半分の時間で済むようになった」と大満足。費用は少し上がりましたが、それ以上の快適さを実感しているとおっしゃっていました。

「家事ラク間取り」と一口に言っても、正解は一つではありません。
お客様のお話を伺う中でよくあるのは、“動線重視派”と“設備投資派”の二極化です。
「動線を工夫すれば、設備に頼らずとも効率的に暮らせる」
「設備を導入すれば、限られた空間でも家事時間を短縮できる」

どちらを選ぶにしても大切なのは、「我が家にとって一番ストレスの大きい家事は何か」を明確にすること。ここが整理できていれば、工務店や建築家との打ち合わせもスムーズになり、無駄のない家づくりが実現します。

マッチングコーディネータの視点!

まずは、「一番負担になっている家事は何か?」を家族で話し合ってみましょう。
洗濯か、料理か、片付けか。優先順位が整理できれば、家づくりの方向性がぐっと見えやすくなります。