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桃山建設・川岸さんの住まい

内と外を繋げる、木のテラス

ウッドデッキが敷かれたテラスに出てみると、緑のあるお庭と木で作られた小さな離れが。

離れは、2015年の小屋展示場というイベントの際に、虎ノ門で展示されたもの。

川岸さん「捨てるのがもったいないので、そのままここへ持ってきました。」

ロフトのようなベッドもあり、工具がきれいに並べられた秘密基地のようなスペースです。

ちなみにウッドデッキの上には、新たな木の小屋が作られようとしており、廃材を利用してお子様と一緒にDIYされているそうです。

秘密基地2号になりそうで、とっても楽しそうですね。

庇の下にある外壁部分はやはり塗料の色が良く残っていることが分かります。

テラスとリビングの間にあたる窓の部分は、3枚ずつの開戸が、ぴったりと収納されるように作られています。

ウッドデッキから見たリビング

空間と時間を楽しむキッチン

元々はダイニングだった場所に作られたキッチン。

お庭を見ながらお料理ができるように作られています。

お庭やテラス、お子さんとお父さんがDIYしている様子も見ながらのお料理なんて、とっても素敵ですね。

ダイニングテーブルもキッチンと一緒に作られています。

キッチンの天井部分は、換気扇を移動したりするため、リノベーションされていますが、お庭に面した建具等はそのまま木製です。

現在一般的に使われるアルミサッシと比べると、性能面やメンテナンス等は大変なようですが、広々した窓から優しい日差しが入ってきます。

川岸さん「木の扉っていいですよね。ちゃんと軒を出してあげれば、こうして40年経っても腐らずにいてくれます。」

さらに、キッチンの下や階段下など、至る所が扉になっており、収納スペースになっています。

なかなかこんなにスッキリしたキッチン、見たことがないですよね。

川岸さん「普段は大変なことになってますけど(笑)全部隠せるというのはいいですね。」

冷蔵庫などの家電は見えないように、バックヤードに隠されています。

木に囲まれた水回りと居住空間

元々キッチンだったところに作られた洗面所と浴室。

ここは新しくサッシが付けられていますが、木の温もりが感じられますね。

トップライトから光が差し込む階段を登って、2階へ。

ドアノブやスイッチプレートなど、至るところに手作り・リノベーションならではの趣が溢れています。

2階の扉もカラフルな色分けがされており、これも川岸さんが塗られたそうです。

扉の高さは昔ながらの1.8メートル。背の高い川岸さんよりが並ぶと、小さいのが分かりますが、「1.8mあれば十分ですよ」と川岸さん。

元々お風呂だったところにトイレが作られているため、1坪ほどのスペースがありとても広々。

元々洗面所だったところはクローゼットになっているなど、現在のライフスタイルに合わせてリノベーションされたことがよく分かります。

屋根の形を活かした勾配天井もまた素敵な空間を作り出しています。

木と暮らすということ

現在創業66年を迎える桃山建設さん。川岸さんは3代目となります。

現場で余ってしまい捨てられる端材は、お子様とのDIYなどにも再利用されています。

川岸さん「木がいっぱい余るんですね。捨てるのがもったいなくて。」

元からあった建具などは、特にメンテナンスはしていないとのこと。

庇が深く作られているため、雨晒しにならないことがポイントのようです。

川岸さん「ちゃんと雨のことを考えてあげること。木は水に濡れなければいいわけですから。水に濡れるところには水に強い木を使えばいいんです。」

庭の離れなどはサワラという木で作られているそうで、傷んではくるが腐りはしないそうです。

無塗装で、とてもいい色をしています。外壁には杉を焼いた焼杉などもよく使われていますね。

お庭の植栽も、川岸さんが桂の木やジューンベリーなどを植えられたそうです。

ジューンベリーは先月収穫もされたとか。

川岸さん「こういう季節のいい時に、オープンに生活ができるというのが良いなと思っています。」

季節によって変わる緑が見えるピクチャーウインドウ。

元々建てられた時代ならではの良さを活かした、温かく開放的なご自邸でした。

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