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建築家・石井さんの住まい

石井さんの住まい

基準となる1.6mに抑えた開口高

次は2階お邪魔します。2階はワンフロアになっています。
なんと360度壁がなく、ガラス窓になっています。
壁がない部屋、可能なのですね。

石井さん「鉄骨造になっていて、外にある柱8本が屋根を支えています。」

さらに特徴的なのが天井の高さです。
中央に向かって次第にと天井が高くなり、三角錐のような形になっています。

石井さん「開口の高さが重要で、1600(1.6m)に抑えて作っています。お隣さんの出窓の軒先に高さに合わせているのですが、そうすることで、(お隣さんの出窓が見えず)外部を気にする必要がなくなります。

また、ソファに座った時に、空が少しだけ入ってきて、畳の床に座ると、更に空がみえてきます。

目線一度抑える(1.6mにする)ことによって覆われている安心感がありながら、座っていくと空が開けてくるような、視線の違いを楽しめます。」

天井は一番高いところで4mとのこと。
一般的に考えると1.6mの開口は低く窮屈に感じられるものですが、高低さを利用することで空間がぐっと広く開放的に感じられます。

ワンフロアの中央には制作のキッチンが。
しかし冷蔵庫や換気扇が見当たりません。

石井さん「立ち上がるものがあるとパノラマが損なわれるので、冷蔵庫はカウンターの下にある業務用のものをつけています。」

換気扇は、ガスコンロの前面に収納できるタイプのものになっており、スイッチを押すとなんと出てきました(びっくり!)

キッチンの後ろにある木の収納の中には、家電・食器・食洗機まですべてのものが収まっていました。
パノラマが広がったキッチンでのお料理、朝がとても気持ちよさそうです。

住宅の当たり前に囚われない、その人にあった住まいの形

石井さんのご自宅は、壁のない浴槽、家の中央に収納を配置、壁のないワンフロア、1.6mの開口…。

住宅の当たり前の概念というものがどこにも見当たらず、ただ自分の生活スタイルと概念ををスッと住宅に落とし込んでいるような感覚がありました。
まるで石井さんそのものが表現されているかのような。

もし自分がご依頼させていただいたら、どんな住宅になるんだろうと想像するだけで楽しくなりました。

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造作の家具についても、コラムよりも詳しくご説明してくださっていて、お話とっても楽しいですよ。

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