1月のインスタライブ
毎月開催しているインスタライブ、1月は建築家 小長谷 亘さんの自邸にお邪魔しました。
小長谷さんは2019年に自宅兼事務所、という生活・仕事のスタイルに合わせた自邸を建てられました。ご友人から、「まるでコロナ・ショックを想定した家」とコメントをいただいたこともあるそうです。
「機能から決めない、ライフスタイルを当てはめていく家づくり」をなさったご自宅はどのようなものか、インスタライブの中から抜粋して、住宅を建てるヒントになる情報をご紹介します。
擁壁のある土地に建つ家
まずは真鍮で作られた玄関扉がお出迎え。年を重ねるごとに味わいの増す扉の造りです。
扉隣のインターフォンのカメラにもデザインが施されています。ポストは作家さんに作っていただいたもので、ステンレスを焼いて作られたそうです。表札は壁を彫って文字を刻印。お邪魔する前から美しさが溢れています。
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玄関扉を開けると、2階につながっていました。敷地が道路から下がっている敷地(擁壁のある土地)のためこのような作りとのこと。
光が大きい窓から気持ちよく入り、木造なのに柱が見当たらない広々とした空間。見晴らしも抜群です。
2階は設計事務所として使用されていました。既製品の棚や机は使用せず、全て制作なさったものを使用されています。壁の大きさに合わせてフィットしている収納はさすが建築家!と思わずにはいられない美しさです。
梁が見えていてもとてもすっきりとした空間で、梁もデザインの一部になっていました。
小長谷さん「この家は素材をそのまま使う様にしていて、あまり隠さずに、経年劣化を楽しむようにしています」
バルコニーの外には桜の木が見え、春はとても美しい景色になるそうです。
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「この黒い床はなんですか?」ザ・ハウススタッフ川村が気になった黒い床。あまり目にしない床です。
小長谷さん「1Fと2Fの床までが鉄筋コンクリートにしていまして、それを少し黒く塗装しています。その分仕上げをカットできるのでコスト的にも有利になります」
おしゃれになって、コストも抑えられるとは!抜群なアイデアですね。