上棟を終えると、建物の様子がより具体的に分かるようになりますので、これまで打合せた設計内容や変更点があれば現場で確認します。
※参考→ハスウメーカーで建てる場合
※参考→設計事務所で建てる場合
上棟したばかりの段階では、まだ床、壁、天井等の仕上げがされていないので、やや部屋の中が暗い印象を持ちますが、仕上げをすると明るさが数段階アップすることも考慮しておきましょう。
上棟が済んでからは、大工さんや屋根、サッシ、電気・ガス工事などさまざまな業種の職人さんが次々と現場に入り、これまでゆっくり動いていた工事が次々に進んでいくようになります。
ここで、職人さんに直接変更や追加の依頼をするのは避けましょう。指示系統が乱れて計画が混乱するばかりでなく、その一言によって思わぬ追加工事費を請求されることがあります。必ず、工務店の担当者に依頼し、言った、言わないのトラブルや信頼関係が崩れないように気をつけましょう。
家が完成した後は、施主が立ち合う最終の引渡し前の検査が行われます。この検査では、出来上がった建物の仕上がりや設備の作動チェックを行い、使い方の説明を受けます。
不具合が見つかった場合には、手直し部分を文書に残し、補修工事後に再度チェックを行います。引越しの日時が決まっている場合は、入居後に補修工事を行うこともありますが、いつまでに補修工事を終了させるのか、日にちを確定させることが大切です。
補修工事が完了すると引渡しを受け、最終代金を支払います。
工法や規模にもよりますが、着工から完成までは4ヶ月程度の期間がかかります。
地域に根ざした工務店はホームドクター的な役割を担っており、住みはじめた後もいろいろな相談にものってくれますので、何か困ったことがあれば遠慮なく相談しましょう。