契約日の設定と契約内容の確認
ここまでは決断をせかされたりで、売主側のペースで進まざるを得ないこともありますが、その勢いで契約が成立してしまえばもう後戻りはできません。
契約前には今まで知らなかった情報が出てくることもありますので、それらも併せて検討した上で最終的な判断を下さなければなりません。
契約日の設定は、不動産会社と相談し、契約書や重要事項説明書の内容を十分確認できる期間を確保した上で設定しましょう。特に契約書や重要事項説明書の内容は、契約当日に初めて確認するのではなく、遅くとも3日前までには書類を入手し、不明の点があれば内容を確認しておきましょう。
もし、契約書や重要事項説明書の内容を理解する自信がなかったら、親戚や知人などにもご相談ください。ただし不動産の場合、同じ不動産の仕事をしている人でも、賃貸を専門にしている人、建物の管理を専門にしている人、売買でも法人相手の仕事がメインの人などその領域は多岐に渡ります。同じ不動産の仕事とは言っても、個人の土地の売買とは商慣習も専門知識もかなり異なりますのでご注意ください。
そして、契約書や重要事項説明書を完全に理解し、しっかり疑問を解消した上で契約に臨みましょう。もしどうしても契約に臨むのが難しい場合は、契約そのものをキャンセルするのが賢明です。
契約当日の流れ
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(2)重要事項説明書の内容についての説明
※あらかじめ提示された内容と同じかどうかを確認してください。
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(3)添付資料(登記簿謄本、公図、測量図等)の説明
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(4)重要事項説明書への記名・押印
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(5)売買契約書の内容についての説明
※あらかじめ提示された内容と同じかどうかを確認してください。
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(6)売買契約書への記名・押印
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(7)売主へ手付金の支払い、領収証の受け取り
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(8)不動産売買契約の成立
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(9)不動産会社へ仲介手数料(通常は半額)の支払い
当日用意するもの
- 印鑑 (住宅ローン利用の場合は実印)
- 売買契約書に貼る印紙または印紙代
当日用意する費用
- 土地手付金(通常、売買価格の5~10%程度)
- 仲介手数料(通常、契約時に半金)