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注文住宅で失敗しないために まず最初にやるべきこと

「いつかは理想のマイホームを…」そう思って住宅展示場を訪れたAさんご一家。しかし、各社のモデルハウスで聞く「自由設計」の説明や豪華な仕様にワクワクする一方、「何から始めればいいの?」と混乱が深まってしまいました。実は、注文住宅の成功は最初の一歩で大きく決まります。今回は、最初に知っておけばスムーズに進められる3つのポイントを、Aさんご家族のお話とともにお伝えします。

知って得するポイント3つ!

  • 注文住宅を始める前に必ず決めておくべきテーマと優先順位
  • 情報収集の効率を上げる方法
  • プロに相談するタイミングとメリット

どれもよく見えてしまい迷い始めた展示場

注文住宅を検討し始めたばかりの方からよく聞くのが「展示場を回ったら余計に迷ってしまった」という声です。Aさんご一家(夫婦+小学生2人)もまさにこのケース。最初は「子どもがのびのび遊べる庭付きの家が欲しい」という漠然とした夢からスタートしましたが、いざ住宅展示場に行ってみると…

・高級感あふれるキッチンに一目惚れ
・開放感のある吹き抜けに魅了される
・各社の営業担当から異なる提案を受ける

結果、「どれも良さそう」に見えてしまい、何を優先すべきか分からなくなってしまったのです。

展示場は各社の“最高スペック”が並んでいる場所です。夢が広がるのは自然なことですが、情報が散らかる原因にもなります。そうした迷いを整理するためにまず「テーマ・予算・優先順位」の三本柱を固めることをお勧めしています。

 1. 家づくりのテーマを言語化する
  「ナチュラルで温かみのある家」「家事時間を減らす家」など、家族の価値観を反映したテーマを決めます。
 2. 総予算の上限を決める
  「借りられる額」ではなく「返せる額」で設定。頭金や諸費用も考慮に入れます。
 3. 優先順位を3つに絞る
  すべてを叶えるのは難しいため、絶対に譲れないポイントを3つまでに絞ります。

Aさんの場合は、展示場での迷いを伺い、次のように整理しました。
テーマ:「家族が一緒に過ごす時間を大切にできる家」
予算:住宅ローン+自己資金で総額4,500万円以内
・優先順位:①家事動線の良さ ②庭の広さ ③日当たりの良いリビング
この三本柱が決まったことで、情報収集が一気に効率化しました。Aさんは8社いいなと思った中から3社を選び、具体的に間取提案をいただく次のステップにスムーズに進むことができました。

マッチングコーディネータの視点!

展示場巡りは“お祭り”のようなもので、冷静な判断が難しくなります。プロの目から見ると、最初のヒアリングでお客様の「本当の優先順位」が見えてくることが多いです。だからこそ、早めにプロの力を借りるのが正解です。
今日できる一歩は、家族で「テーマ・予算・優先順位」を話し合って紙に書き出すこと。これだけで、展示場巡りや情報収集の方向性がぐっと明確になります。