ご参考までに

  • 2010-03-03
  • 名前:ザ・ハウス

ちかさん、こんにちは。
> 「もしも」があった場合、損害保険に入っているので、それで対応しています、という事でしたが、それは通常の事なんでしょうか?
もしもの時の損害は、建て主様の生活・精神的な苦痛・費用はもちろんのことですが、業者側(建築家・工務店・ハウスメーカー、不動産会社など)の負担も大きいものです。したがって、先に回答したように、できる限り責任は取りたくないという対応になってしまいます。建て主側・業者側の利害がゼロサムですのでなかなか歩み寄ることができませんでしたが、保険を用いることで緊張関係が緩和されます。
例えば、平成21年10月1日より、住宅瑕疵担保履行法がスタートし、欠陥の補修等が確実に行われるように保険金(業者の負担)が義務付けられるようになりました。
参考:住宅瑕疵担保履行法(国土交通省)

保険・保証制度はいくつもありますので、ご依頼中の工務店さんがどの保険を指していたのか分かりませんが、保険等を利用するケースが増えていると思います(なお、上記の住宅瑕疵担保履行法の保険は義務です)。
> この保険というのは、どういった保険の事を指しているのですか?
特定の保険を指したものではなく、保険の性質を説明したものです。言葉足らずで失礼しました。もしもの時があった場合、「業者側に責任があるので全額、賠償して」という話をしても「分かりました、それでは数千万円を払います」とは、金額が金額ですので、そうはなりにくいと思います。責任が明確であったとしては、払えないものは払えないので実現性に限界があります。しかしながら、保険はもともと「もしもの時」のものです。そういう意味では保険金を払うことは通常業務で特別なことではない、と思います。これらは保険・保証制度の一般的な機能の説明です。様々な保険等があり、それぞれ要件は異なりますのでご利用の目的に合うのかは事前にご確認ください。
> お金はかかりますが、地盤の改良をすれば、地盤の保険にはなるんですよね。
「地盤改良=地盤の保険」というケースは多くないと思います。一般的には、地盤保証を提供している会社は、その会社が調査、指定した改良工事を行った場合、地盤保証をつけます、というものだと思います。保証内容・保険料などの詳細は各社によって異なると思いますので、ご依頼中の建築家・工務店を通じてご確認ください。