ご参考までに

  • 2008-01-29
  • 名前:ザ・ハウス

ヒッピーさん、こんにちは。
> 設計・施工・現場管理を癒着のない別業者にさせることは、設計品質・施工品質ともに、大手HM、工務店などの「おまかせ」などと比べ、一般的にどうなのでしょうか?
一般的に、クオリティは向上します。設計・施工・監理(設計図通りに工事が行われているかを確認する作業のこと)は、それぞれ別の役割ですので別の業者が行ったほうがチェック機能が働きます。
参考:工事監理について
ハウスメーカーや工務店はこれらを社内だけで行っています。設計は社内の設計士、施工は社内の大工(または提携の下請け工務店)、監理も社内の人。社内の方の仕事を社内の方がチェックしているのですが、有効なチェックが行われているかは疑わしいことです。
例えば、設計の場合、次の工程(施工)のことを考えた設計、つまり、工事がしやすい設計を行いがちで住みやすさなど建て主の視点ではなくなってしまうことがあります。或いは、監理の場合、施工のミスを発見すると工事のやり直しを命じるのが本来ですが、やり直しの費用は会社の負担(利益が減る)ですので小さなミスは見逃しがちです。
ご依頼をされるとしっかりとまじめに仕事をしてくれることを信じるしかなく、ヒッピーさんのおっしゃるように「おまかせ」の状態になりがちです。
> 費用面では高くつくのでしょうか?
ハウスメーカーや工務店にご依頼される場合、3つは原則としてセットになっており、切り離すことは難しいようです。話し合いによって切り離すこともできると思いますが、それにより費用は高くなるでしょう。また、「監理」の機能を補うために「第三者検査」がありますが、追加で検査費用が必要です。
参考:第三者検査
設計と監理を建築家、施工を工務店にご依頼するケースでは、チェック機能が働きますので一般的に品質は向上すると思われます。建築家にご依頼する場合のメリットとデメリットについては下記をご覧ください。
参考:設計事務所のメリットとデメリット