難しい問題ですが…
- 2015-09-05
- 名前:ザ・ハウス
はるちゃんさん、こんにちは。
今回のケースは個別の交渉事になりますので、つまるところは、はるちゃんさんがご納得いくかどうか、またそれを工務店さんが了承するかどうかの問題になるかと思います。そのため、以下はあくまでも考え方の一例としてご参考程度に留めていただければ幸いです。
まず、「修理する」場合ですが、メーカーさんの見解によると、老朽化による故障を修理するのではなく、工務店の施工不良による不具合とのことですので、正常な状態に戻すための費用(修理費用)は工務店が全額負担するのが妥当ではないかと思います。
しかし、施工不良の部分を正して正常な状態になったとしても、灯油式の給湯器の一般的な耐用年数は10年程度ですので、その給湯器をこの先何年使うことができるかは疑問です。
次に「取り換える」場合ですが、1つの考え方として、「工務店さんの施工不良によって、一般的な耐用年数よりも短い期間で取り換えの必要が生じてしまったのだから、正しく施工されていれば使えたであろう期間の実害を工務店さんに求める」という考え方があるかと思います。
例えば、仮に給湯器の一般的な耐用年数が10年、新規に設置するための費用が20万円と仮定しますと、施工不良があったことで通常よりも短い期間(7年)で取り換えが必要になってしまったわけですから、回収できなかった6万円の実害を工務店さんに求めるのが妥当と考えることもできると思います。
「修理する」場合も、「取り換える」場合も、施工不良によって生じたであろう7年間の水道料金等の実害をあわせると、工務店さんに求めても妥当と言える額はさらに増えることになるかもしれません。
合意点を見出すためには、お互いが共通して「妥当」と納得できるだけの根拠をもとに、冷静なお話合いが必要になると思います。がんばってください。