一応の収拾

  • 2009-02-19
  • 名前:E950

その後の推移をお伝えしておきます。
それまでは建築士に間に入って話を進めていましたが、なかなか話が前に進まなかったため一度直接会ってお話をしましょうということになりました。
ファミレスで両夫婦4人で1時間ほど話し合いの場を持ちました。双方ともメモを取ったりレコーダーで会話を録音するなど万が一に備えての姿勢で臨んだため和やかなムードとは言えませんでしたが、とにかく冷静に対話しようと心がけました。
実際に会って話をしてみて感じたのは、お互いけん制しあいつつも相手に歩み寄る姿勢があることでした。やはり仲介者が間に入ると一歩も引かない(もし引いたらかなり不利になる)と思うものですが、当事者通しで面と向かって話しをすると、相手の表情や声のトーンが伝わるため、それが緩衝材となって妥協する気持ちが生じたのだと思います。
もちろん逆に溝が深くなってしまうケースもあるでしょうが、我々の場合はお互いに解決したいという気持ちがあったために良い方向に話が進みました。
話し合いの結果、以下のような妥協点に落ち着くことになりました。
<エアコン室外機>
一番容量の大きい室外機を反対の隣地境界側に移設する。移設費用は折半とし、移設に伴う能力低下が認められた時は再移設を検討し、再移設費用も折半とする。ただし移設に伴う故障に関してはE950側の責任とする。
<電力引込ポール>
有刺鉄線を巻き、防犯センサーを恒久的に取り付け、定期的にセンサーの動作チェックを行う。
<隣地境界塀>
E950側の希望により室外機設置箇所のみ高さ1.8mのアルミ製の塀を設置する。また、お風呂場の目隠し塀に関しては止むを得ないという認識で一致。
主に以上の内容で覚書を発行し、双方が保有することになりました。
このように書くと全て丸く納まったように感じられるかもしれませんが、実はその後もお隣からのクレームはちょくちょくあります。「思い返せばお宅が更地の時に雑草が生え放題で…」とか「突貫工事をやられたお陰で…」とか。。。これらのクレームはこちらにも非があるので甘んじています。
しかし「お宅の子供がずっとこちらを見ているのが気になって仕方ない!」と言ったかと思えば、直接ウチの子に「それ以上こっちに入って来ないで」と言うこともありました。しまいには境界上にウチの子供の視線を遮るためにベニヤ板を並べる始末。そこまでされるともう呆れて何も言いたくなくなります。こちらがどんなに誠意を持って接しても、もはやお隣は我々家族を受け入れられないようです。
報告は以上となります。「いやー、世の中色々な人がいるもんですね」と思うこととし、お隣さんともこちらからは普通に接して行こうと思っています。