東京都 K邸

変化を柔軟に受け止めてくれる家

家を建てようと思った経緯は?

実家は夫も私も関西なのですが、東京に引っ越してきて3年目になった頃、東京での生活が長くなる可能性が高くなっていました。
私は賃貸住宅での生活に不自由を感じ、そろそろ家を購入したいと思い、夫と不動産を見に行ったのがきっかけです。

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当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

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当初、建築家という選択肢はありませんでした。
中古マンション、中古戸建て、新築マンションなどを見て回りましたが、自分が思い描いている生活とは結び付きませんでした。
一から建てることを考え、今度は住宅展示場に足を運びました。ただそこでも、私も夫も全然ときめかなかったのです。

展示場の建物は機能的できれいで、生活をするには快適だろうとは思いましたが、当たり障りなく、なんだかツルッとした感じを受けたのです。
キッチンを見ていた時にハウスメーカーの方に「このキッチンの場所って動かせますか?」と尋ねたところ、「はい、右側から左側に動かせますよ!」と言われ、「そういうことじゃないんだけどな~」と、そこでポキッと心折れました(笑)

いろいろ悩んでいる時に、建築家と家を建てた夫の友人にお願いして家を見せていただきました。
建築雑誌の表紙にもなったようなお宅で、狭小住宅と呼ばれる土地に建てられたそうですが、空間がとても豊かで、すごく広く感じました。
訪問した時は竣工してから5年は経っていたと思うのですが、建築時のエピソードをご夫婦で本当に楽しそうに話されていました。
「予算が足りなくて、ここに最初断熱材入れられなくてね、あとから入れたんだよ~。」「そうそう寒かったんだよね~(笑)」などの裏話もありながら。
お二人でたくさん話をして建てた家なのだと感じました。

その方から紹介してもらったのが、ザ・ハウスでした。「無料で相談できるし、その後利用するしないは自由だし、まず行ってみるといいよ」と。

建築家・彦根明さんにはどんなご希望を伝えたのですか?

建築家に依頼することに決めた私たちでしたが、正直なところ住宅に対しての知識やセンスがあるわけではありませんでした。
彦根さんから最初に「自分が好きなものや、こんなイメージがいいというビジュアルをまとめたスクラップブックを制作してください」と言われて、戸惑った記憶があります。

そのスクラップブックがあまり上手くできなくて、口頭で自分たちが今まで過ごしてきた家や賃貸住宅の好きな点・嫌いな点をたくさん挙げたように思います。
外に洗濯物干したくないとか、寒い家にはこりごりとか、プライベートを確保したいとか。
建築家の方からすると、合理的で面白くないことばっかりいうなぁ、と思われただろうな、と今なら思います(笑)

彦根さんの創造性を存分に発揮できるような施主だったのかと問われるとそうではなかったかもしれません。ただそんな私たちに対しても、一つひとつの要望に、ものすごく丁寧に的確に回答をくださいました。
できないことはできない、ということも。
彦根さんにお任せして大丈夫だと、2、3回目の面談後にはすっかり信頼していたように思います。

今思うと、私は家を買うのではなく、そこに付随する体験も買いたかったのだと思います。
彦根さんとの家づくりは、私が求めていた家づくりそのものでした。

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実際に生活していかがでしょうか?

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住み始めて6年目になりますが、住めば住むほど好きになります。

今、コロナ禍で夫も私もリモートワークになりましたが、自宅にいることに抵抗がなく、快適に仕事ができています。

また、建てている段階では3人家族でしたが、今は4人家族になりました。
環境や家族の変化を、家が柔軟に受け止めてくれているような感覚があります。

ザ・ハウスを利用しての感想は?

建築家の特性を捉えて、的確なご提案をしてくださいました。
建築家をご紹介していただく際、私たちは全く特性の違う2名の建築家で迷っており、その時に「お二人ともに会ってみてください」と面談を勧められました。

全く特性の違うお二人と面談をしたことで、自分たちの家に対する考え方や一緒に家づくりをしてくださる方に求めていることが何かが、とても明確になりました。
あの面談での体験が、その後の家づくりの指標にもなったように思います。

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これから建築家と家を建てる方に一言

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「家を建てる」という体験を楽しみたい!という方には、建築家との家づくりはとても楽しいと思います。
建築家と聞くと敷居が高かったり、不安を感じられる方もいるかもしれませんが、少しでも興味がある方は、一度ハウスメーカーや工務店を検討するのと同じように検討してみることをおすすめします。

私たちのように建築家に詳しくなくても、建築に精通していなくても、正直なんにも分からなくても、建築家との家づくりは豊かなものでした。
そういう方が増えたら良いなと思います。