大阪府大阪市 S邸
家を‘つくる’醍醐味を実感!
家を建てようと思った経緯は?
家族5人(長男・次男・長女)で転勤生活をしており、上の子供が中学校に進学するタイミングが契機になりました。今迄学校を転々としてきましたが、そろそろ転校ばかりも難しく、また各自のプライベートスペースの確保も必要な年頃だと感じていました。
また、決め手となったのは、末の3歳の娘が難病と重度の障がいを抱えており、この先、地方転勤の際には難病の性質上、適切な治療が難しいのが想定されたことです。そこで今住んでいる大阪市内で家づくりをすることになりました。
当初から工務店に依頼しようとお考えだったのですか。
当初はハウスメーカーと工務店の違いも知らず、まず家づくりを始動したのが、何日かに分けて住宅展示場を見に行くことでした。
ただ展示場だけに実生活のイメージとはかけ離れていて、なかなかイメージ通りにはいきません…。キラキラの奇麗なお家、でも型にはまったプランニング…。それに予算との兼ね合いもあって家づくりが難航していました。
友達から借りた家づくりの本を見ていて、工務店さんの事例が多いことには気付いてはいたのですが…。
工務店にはどんなご希望を伝えたのですか?
家づくりの動機である長女のことがまずありきでした。1階での家事がコンパクトに回せる動線、広めの浴室、洗濯、物干しスペースの確保を希望しました。
転勤生活で複数のマンションで暮らしてきた経験から、良くも悪くも飽きていたので、戸建てならではのトキメキが欲しいと思っていました。
工務店にご依頼を決定された理由を教えてください。
私たちの要望は何でも聞いてくれつつ、でも「独自のイズム」を決して曲げない提案力がありました。
私たちの潜在ニーズを掘り下げていく過程で、「なんでそんなツルツルテカテカな家を見に行ったんですか?」と言われて、住宅展示場のモデルハウスに感じた違和感はこれだったのかと、ハッとしました。
工務店との打合せはいかがでしたか?
設計担当者と相性が良かったのか、恐ろしく長い打ち合わせも楽しくて、次の打ち合わせが待ち遠しいほどでした。(妻)
最初はワクワク、途中ヒヤヒヤで、正直くたびれました。(私)
工務店の見積り内容や、施工はいかがでしたか?
見積りは詳細にまでおよび、ひとつひとつの設備や建材を選択していく連続でした。良し悪しは一概に言えませんが、決して安くはないというのが感触です。
良かったのは、当時住んでいたマンションから現場が近く、頻繁に見学できたこと、そして棟梁や現場監督ともよくお話できたことです。
失敗した点は、トイレやバスの機能面の細かな仕様が思っていたのと違ったのが少し残念でした。
実際に完成していかがでしょうか?
うれしい!良かった!という最初の興奮から、生活してるうちにジワジワと喜びが実感として沁み込んでくる感じです。
ザ・ハウスを利用しての感想は?
家づくりみたいに高額で、しかも専門的な知識が必要な作業を主観のみで突っ走るのってすごい恐怖です。
実際、ココで決めようかなと考えていたハウスメーカーをお断りして、今があるのはザ・ハウスを利用したおかげです。
これから工務店と家を建てる方に一言
マンションは買えるけど、一般人に‘つくる’ことはできません。建売もいいけど、‘つくる’過程がありません。
家‘つくり’したいなら、工務店をお勧めします。ハウスメーカーにはない距離感で、生々しくて、「人がつくってる」って感じます。
昨今、実際に家の作り手である大工さんが不足しているとのこと…。大手ハウスメーカーも今までのようにスケールメリットとか言ってられないのではないでしょうか。
ぜひ、建築現場に見学に行って大工さんたちとお話しましょう!長い付き合いになるのですから。
建物について
- 所在地
- 大阪府大阪市
- 敷地面積
- 143.14平米(43.29坪)
- 延床面積
- 106.83平米(32.31坪)
- 竣工月
- 2018年3月