東京都中央区

ダイナミックと心地よさが共存する家

家を建てようと思った経緯は?

子供が3人いる5人家族なので、子供たちが小さい頃は「家族みんなの目が届くように」と子供部屋の仕切りはありませんでした。子供も大きくなったので、プライベートの空間ができるように、と家を建てることを考えました。

東京都中央区 ダイナミックと心地よさが共存する家

当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

初めから建築家に依頼しようと思っていました。家のことを知らない自分たちが、自分たちの思いだけで決断してしまうのではなく、信頼できる専門家の考えを尊重して取り入れていきたいと考えていました。

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建築家・杉浦 充さんにはどんなご希望を伝えたのですか?

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以下のようなことをお伝し、あとは杉浦さんにほとんどお任せでした。

・家族の空間、子供のプライベートの空間
・自転車の置ける場所
・庭ではなくても外を感じる場所
・収納
・地下
・屋根裏部屋
・トイレ×2
・室内で洗濯物が干せる

まずは杉浦さんの構想をお聞きして、打合せを重ねながらこちらからの要望を入れていただくという進め方でした。
子供と家族それぞれの居場所がある空間を望んでいましたので、同じ年頃のお子様がいる杉浦さんといろいろなお話をしながら家づくりを進めることができたのは良かったと思います。

実際に生活していかがでしょうか?

今までのマンション暮らしでは感じられなかった「居場所としての心地よさ」を想像していた以上に感じています。

当初の計画では、自宅として住むには冷たい感じがするのでは?という不安もあり、コンクリートの打ち放しは選択肢にありませんでした。結果的にはさまざまな与条件からコンクリート打ち放しになったのですが、想像していたのとは逆に、コンクリートの素材感には何を置いてもしっくり馴染んでいく「あたたかさ」を感じています。

天井や窓からは光が差し込み、雨の日には雨音を感じたりと、視覚や聴覚でも心地よさを感じることができます。杉浦さんの長年の経験から、住まうために適した素材をご提案していただいたことで、素足で快適に過ごすことができています。

特に空間の扱い方は素晴らしいです。外観から見る以上の空間のひろがりと、過ごしやすさを日々体感しています。

家の中心に階段があることでそれぞれの部屋にも行きやすく、合理的に動くことができています。リビングとダイニングは階段を半階上がるスキップ状になっていますが、玄関を入った先のスリットからは1階と2階の全体がつながって見える仕掛けがされているので、より広さを感じさせてくれます。

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ザ・ハウスを利用しての感想は?

こちらの要望を理解していただき、的確な建築家を推薦してもらいました。
大勢の建築家の資料を拝見しながら、コーディネータの客観的な考え方を聞けたのが良かったです。最終的に「自分たちが合うと思える建築家」に依頼することができました。

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これから建築家と家を建てる方に一言

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家は1年ちょっとで建ってしまいますが、その後、何年も生活していく中ではいろいろなことがあると思います。
いつでも、なんでも、相談できる「建物の専門家」と出会えることが重要だと思います。

所在地
東京都中央区
設計
充総合計画 一級建築士事務所
施工会社
江中建設株式会社
竣工日
2016年5月
敷地面積
58.19平米(17.60坪)
延床面積
145.45平米(43.99坪)
撮影
石井アトリエ