神奈川県横浜市 T邸

前庭を持つ家

家を建てようと思った経緯は?

以前から希望していた転勤が叶い、まずは土地探しからスタートしました。
マンションや建売住宅は考えておらず、初めから「家を建てる」というのが 夫婦共通の意見でした。

神奈川県横浜市 前庭を持つ家

当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

ハウスメーカーは、設計と施工が同じというチェック体制が心配だったのと、使える建材や設備などに制限があり、デザインやプランも画一化されているイメージがありました。

そこで、デザインに力を入れていて設計力のある工務店か、自由で個性のある建築家にお願いしたいと思っていました。

神奈川県横浜市 前庭を持つ家

建築家・西田 司さんにはどんなご希望を伝えたのですか?

当初は「必要な部屋数」と「特に外観を重視したモダンでおしゃれなデザインを」くらいしかお話しませんでした。 とにかく何もかも初めてのことばかりで何もわからなかったので「たたき台として早く何か提案して欲しい」思っていました。

約1か月後のプレゼンで初めてプランを提示されたものは、私ども素人が思いもつかない意表を突いた素晴らしいもので、事務所からの帰りの車内で「もう決まりだね」と喜び合った記憶があります。

その時のデザインが本当に気に入りましたので、そこからほとんど変わっていません。

何回か打合せを重ねる中では「こちらが決断しなければいけない場面」が発生します。
ですが、机上で図面だけ見ていても全体像は見えず「こういう風にしたい」とか「これが好き」とはなかなか伝えられませんでした。
すると、西田さんから「逆に“これだけは嫌だ”とか“これはしたくない”というものでもいいですよ」と言っていただき、そこからまた話が進んでいくこともありました。

西田さんは、一見「芸術家タイプの容姿」でお話しづらいような印象ですが、話していくとそんなところはみじんもなく、私ども素人の「パッとした思いつき」などにもニコニコと、決して否定せずに話を聞いてくれました。また、つぶやき程度のことも、次の提案にはちゃんと取り入れてくださっていて感激しました。

神奈川県横浜市 前庭を持つ家

実際に生活していかがでしょうか?

神奈川県横浜市 前庭を持つ家

日中はほとんどリビングで過ごします。

珪藻土の温かみのある壁に、3階からの光が差し込みます。
その光のまわっていく様子や、壁への当たり具合を眺めるのが大好きです。

ザ・ハウスを利用しての感想は?

マッチングというシステムは非常にありがたかったです。
「建築家といきなりコンタクトを取る」というのは非常に敷居が高いものです。
「いろいろな視点から建築家を選べて比べられる」というのは気が楽でした。

あと、これは要望ですが「建築家と家を建てる場合のお金の流れ」の説明が、はじめにしっかりあると良いと思います。

神奈川県横浜市 前庭を持つ家

これから建築家と家を建てる方に一言

知識や要望はたくさんあればあるほど、良い家づくりに近づきます。

2度も3度も建てられる人は稀なので、そのときには大変でも、できるだけ見聞きし、勉強して家づくりに参加した方が良いです。

神奈川県横浜市 前庭を持つ家
所在地
神奈川県横浜市
設計
(株)オンデザインパートナーズ
施工会社
(株)アイガー産業
竣工日
2013年3月
敷地面積
127.47平米(38.56坪)
延床面積
157.6平米(47.67坪)
撮影
鳥村鋼一