東京都 Y・S邸
大きな本棚がある家
家を建てようと思った経緯は?
妻の育児休業中は、夫の転勤先で家族揃って暮らしていたのですが、妻の育休が終わったため、先に妻と子供が東京に戻ることになりました。
当時は賃貸住宅に住んでいたので、広さや家賃を考えると「家を建てた方がよいのでは」ということになり、夫が転勤先から東京に戻るタイミングで家を建てることにしました。
当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?
夫婦共に大量の本を持っていましたので、「大きな本棚が欲しい」と考えていました。そんな要望に対して、柔軟に対応してくれる建築家に依頼するつもりでした。
建築家・石川さんにはどんなご希望を伝えたのですか?
たくさんの本を収納できる「大きな本棚がある家」、そして、家族が顔を合わせる機会が多くなる「1階にリビングがある家」とお伝えしました。
実際に生活していかがでしょうか?
リビングの吹き抜けが高く、開放感があります。実際の面積以上に広く感じられて、子供が思いきり体を動かして遊べる家になりました。
遊びに来てくれるお客さんも、「お店みたい」と言ってくれます。でも、新築の家にありがちですが、休日は「掃除をしなきゃ」という強迫観念に駆られて大忙しです(笑)。
ザ・ハウスを利用しての感想は?
ザ・ハウスに相談して、「建築家に依頼をして家を建てる」イメージをつかむことができました。また、複数の建築家にお目に掛かることで、「自分がどんな家を建てたいのか」を深く考えることができました。
複数の方から一人の建築家を選んでいくことは、自分たちの「家のコンセプト」を吟味していくことでもありました。「この建築家は、ユニークな片づけ方法の家を提案しているけど、自分たちには馴染まないな」とか、「この建築家は、共働きの家のために朝食重視の間取りを提案しているけど、うちの場合は朝食に時間はかけられないな」など、色々と考える機会になりました。
これから建築家と家を建てる方に一言
私たちは複数の建築家にお会いすることで、より家づくりの方向性を明確にすることができました。もし迷う時には、複数の建築家に会って話を聞いてみることをお勧めします。
建物について
- 所在地
- 東京都
- 設計
- (株)石川淳建築設計事務所
- 竣工日
- 2012年9月
- 敷地面積
- 112.16平米(33.93坪)
- 延床面積
- 102.07平米(30.88坪)
- 撮影
- 小川重雄(キャプションの無いものは石川淳)