埼玉県 W邸
プライバシー重視の三角敷地の家
家を建てようと思った経緯は?
マンションに住んでいましたが、子育てをしていくうえで、どうしても色々と支障が出てきてしまいました。
そこで、家族がのびのびと暮らしていけるように家を建てようと考えるようになりました。
当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?
敷地が三角形ということで、当初からハウスメーカーに頼むより建築家にお願いした方が、敷地の特徴を生かした有効なプランを提案してもらえるのではと考えていました。
建築家・瀬野和広さんにはどんなご希望を伝えたのですか?
まず第一に、敷地が六叉路の交差点の一角で人目につきやすい場所でしたので、プライバシーの確保をお願いしました。
次に、もしも将来、目の前に高く大きな建物が建ってしまったとしても、なるべく支障がないように日当たりの確保をお願いしました。
また、高齢の母のプライベート空間と駐車スペースの確保、そして子供たちが部屋に閉じこもらないようにとお願いしました。
実際に生活していかがでしょうか?
外観は少々目立つ建物となりましたが、家に入ると木と畳の香りに包まれ、和のテイストでホッとします。
家の色々なところに家族のお気に入りのスポットがあるようで、子供たちは家中走り回ったり、スキップフロアに座って遊んだり、部屋の隅に秘密基地を作ったりと思い思いに過ごしています。
私は桧の香る風呂に入って、坪庭の植物を見ながら汗を流すことに贅沢を感じております。
妻はキッチンから見える吹き抜けの窓に広がる空がお気に入りのようです。
瀬野さんからもたくさんの提案をいただき、こちらも色々とリクエストしましたので、とても気持ちの良い空間となり、家族全員、快適に過ごしております。
ザ・ハウスを利用しての感想は?
建築家と出会うというプロセスをサポートして頂き、素人の私たちでもこのような家を建てることができました。
とても感謝しております。
また、うるさい子供達を帯同した際も笑顔で対応して頂き、とてもありがたかったです。
これから建築家と家を建てる方に一言
建築家の方々はその道のプロであり、多くのアイディアやプランをお持ちです。
かといって、その家に住むのは施主ですので、すべてをお任せするのではなく、自分達の意見を色々と出して、それを形にしていきながら、よりよい空間を作り上げていくというプロセスがとても大切であると思います。
建物について
- 所在地
- 埼玉県
- 設計
- (有)設計アトリエ
- 施工会社
- (株)内田産業
- 竣工日
- 2010年4月
- 敷地面積
- 257.62平米(77.93坪)
- 延床面積
- 150.39平米(45.49坪)
- 撮影
- 石井雅義