東京都西東京市 I邸

施主も一緒につくった優しい家

家を建てようと思った経緯は?

きっかけは2つあります。

まず1つは、子供が大きくなってきたので、だんだんと子供部屋が狭く感じられるようになってきたことです。

子供たちには伸び伸びした空間で成長して欲しいので、何とかしたいなと考えていました。

もう1つは、私の職場と住まいの距離感を変えたかったというのがあります。

私の職場は実家が営む精密機械の工場です。
そして住まいは職場でもある実家の隣で、なかなか仕事とプライベートの空間が切り離せないという環境でした。

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当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

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初めは建て売り住宅を購入しようかと考えていました。
ですが、家は一生に一度の買い物なので出来るだけ自分や家族の夢や希望を叶えた家にしたいと思うようになりました。

そうなると、出来上がっているものを購入するというよりは一から家をつくっていく方がいいのでは?ということになり、建築家と家をつくろうと決めました。

建築家・並木秀浩さんにはどんなご希望を伝えたのですか?

家族で団らんできるような、明るく・広いリビングが欲しいとお伝えしました。
設備の面でも、電気の使用を最小限にしたかったので、ガス発電(エコウィル)を導入して頂きました。

建材に使用する素材については、妻と子供にアレルギーがあるので、できるだけ自然素材を使ってもらえるようにもお願いしました。

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実際に生活していかがでしょうか?

本当に日当たりが良く、部屋にも自然な光が入ってくるので、冬も暖かく快適に過ごせています。
広くつくってもらったリビングは天井に丸太梁があり、解放感があってとても気持ちが良いです。

素材も、珪藻土や無垢材、天然塗料を使用して下さったので、体にもとても優しい家になっていると感じています。

お風呂場はまるで温泉に来たかのような雰囲気があります。毎晩入る度に癒されています。私のお気に入りです。

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ザ・ハウスを利用しての感想は?

いろいろな建築家の作品集を見られるので、自分自身がどういうテイストが好みなのかを知ることができました。

好きなテイストの建築家の中から、さらにコストやスケジュールなどの条件も踏まえて、自分に合いそうだと思える建築家を選ぶことができたので良かったです。

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これから建築家と家を建てる方に一言

建築家との家づくりは、もちろん大変な事もありました。
ですが、実際に新居で生活を始めてから、建築家にお願いして良かったなと改めて感じています。夏でも窓を開ければ風が通り、冷房が無くとも快適に過ごせています。こういったところは「さすがだな~」と思うのです。

実際に経験してみて思うことは、建築家との家づくりで一番大切な事は、やはり「話し合うこと」です。
家族同士での話し合い、建築家との話し合い。全てにおいて、意志疎通が出来ているかどうかで家づくりは左右されるのだと思います。
話し合いを大切に、いい家づくりをしてください。

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所在地
東京都西東京市
設計
(株)ア・シード建築設計
施工会社
高正建設(株)
竣工日
2009年2月
敷地面積
122.77平米(37.14坪)
延床面積
95.84平米(28.99坪)
撮影
谷岡康則