東京都板橋区 M邸
プライバシーを守れるリノベーション
家を建てようと思った経緯は?
子供の成長に伴い住んでいた所では狭くなり、長男が小学生になるのを機に引っ越そうと思っていました。
住んでいたのは親所有のアパートの2階でした。1階は駐車場として貸していたのですが、親から駐車場を潰して増築してもいいと話があったので、住み慣れた場所を離れずにすむことから、増改築することにしました。
当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?
いつか家づくりをするなら絶対に建築家に依頼したいと思っていて、気になる特集の雑誌などは買って読んでいました。
建築家・納谷学・新さんにはどんなご希望を伝えたのですか?
家の向かいの工場が外階段を使用していて、家の中が丸見えで昼間でもカーテンを閉めていることが多かったので、視線を気にせず生活したいこと。
部屋が薄暗く、結露・カビなどもあったので、明るく風通しの良い家にしたいことを伝えました。
大きくはこの2つです。
納谷さんの作風が夫婦ともに好きでしたので、あまり細かいことは伝えませんでしたが、最初のプレゼンでの案は希望していたことはもちろん、その他にも思っていた以上に色々なことが組み込まれていて、とても気に入り、ほぼ最初の案で進めていただくことにしました。
実際に生活していかがでしょうか?
実際に生活してみると、あそこはこうしておけばよかったとか、ここは失敗したなど、出でくるものだと思っていたのですが、不思議なことに全く後悔がありせん。
家を眺めるたびに嬉しさがこみあげてきます。向いの視線は全く気にならず、日が落ちるまで電気を付ける必要がないくらい、部屋がとても明るくなりました。
今までは休みになると外出していたのですが、今は家にいるのが大好きになりました。
ザ・ハウスを利用しての感想は?
いくつかの雑誌を見て納谷さんへのコンタクトを考えたのですが、人気のある建築家であること、また新築ではなくリノベーションという点などから少々躊躇していた部分がありました。
そんなときに知ったのがザ・ハウスでした。
直接建築家の方に会う前に相談に乗っていただいたり、建築家の方の作品集を見せていただいたりしてとても満足しています。また色々な建築家の方が登録されているのでその点でも参考になりました。
これから建築家と家を建てる方に一言
みなさん建築家の方にお願いするのは、通り一辺倒ではなくオリジナリティ溢れる家を期待しているからだと思います。
そして数多くの建築家の方が魅力のある家を創っていますが、全ての建築家の方をチェックするのは不可能です。
雑誌、インターネット、またザ・ハウスのような紹介機関などを利用して、できるだけ多くの建築作品を見てお気に入りの建築家を探していくことが良いと思います。
建物について
- 所在地
- 東京都板橋区
- 設計
- 納谷建築設計事務所
- 施工会社
- (株)小池工務店
- 竣工日
- 2008年9月
- 敷地面積
- 63.88平米(19.32坪)
- 延床面積
- 72.95平米(22.07坪)
- 撮影
- 吉田 誠