東京都中野区 T邸

猫と人が共に暮らす家

家を建てようと思った経緯は?

たまたま実家の隣地が購入できることになり、それを機に家を新築することになりました。

東京都中野区 猫と人が共に暮らす家

当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

東京都中野区 猫と人が共に暮らす家

十数年前から、テレビなどで放映される建築家の家を楽しく、また興味深く見ていました。

自分たちも、いつかは建築家と家を建てるというのが夢でした。職場の内装工事で建築家や工務店にお世話になったことがあり、大手ハウスメーカーと建築家との差を肌身にしみて感じたことがありましたので、当初から建築家と建てることしか頭にありませんでした。

建築家・西田 司さんにはどんなご希望を伝えたのですか?

風通しの良い家、丈夫な家、面白い家を作りたいと伝えました。

また、家族構成や生活習慣、持ち物などを伝えましたが、その中でも猫が重要な話題になりました。

飼い猫2匹と生活するために、どのようにしたら壁を汚されないか、引っ掻き傷をつけられないかということを実際の引っ掻き傷を見てもらったり、猫の習性について話し合ったり。時には西田さんが実験をしていろいろなアイディアが生まれ、家のデザインの重要なファクターが決まったように思います。

東京都中野区 猫と人が共に暮らす家

実際に生活していかがでしょうか?

東京都中野区 猫と人が共に暮らす家

どの部屋もコンセプト通り、風通しが良く見晴らしがいいので気持良く過ごしています。

一室空間のようにほとんどの部屋の空間が連続しているのにも関わらず、それぞれの部屋が違った雰囲気や景色を楽しめます。どこにいても居心地の良さが感じられます。

音が全部に聞こえてしまう、階段が多くバリアフリーではないなど、普通の人から見ると問題もあると思いますが、子供たちや猫たちは楽しそうです。

また、風通しが良く丈夫で面白い家という当初のコンセプトは完璧に達成していると思います。

住み始めて気づいた点、例えば小さい子供が暮すには危険要素のある所には、大きくなるまでネットやクッションなどで対処しています。

ザ・ハウスを利用しての感想は?

担当の方にこちらの趣味嗜好を伝えたところ、西田さんを勧めてくれました。ザ・ハウスの紹介がなければ西田さんとは知り合えなかったわけで、とても感謝をしております。

東京都中野区 猫と人が共に暮らす家

これから建築家と家を建てる方に一言

何よりもセンスが合うこと、こちらの価値観を理解してくれることが大切だと思います。

ザ・ハウスでは作品の写真を見せてもらえるのでセンスが合うかどうか選びやすかったです。

また、建築家と家を建てるにはそれなりに時間がかかります(人気の建築家は特に)。より良いものを一緒に作る時間的な余裕も必要かもしれません。

東京都中野区 猫と人が共に暮らす家
所在地
東京都中野区
設計
(有)オンデザインパートナーズ
施工会社
(株)栄港建設
竣工日
2009年4月
敷地面積
134.99平米(40.83坪)
延床面積
96.74平米(29.26坪)
撮影
鳥村鋼一