東京都杉並区 O邸

建築家の感性を信じて出来た家

家を建てようと思った経緯は?

結婚してから、常に夫婦二人で住む家を夢見ていました。いつかは私が生まれ育った杉並区、世田谷区内に一軒家を建てるというのが二人の目標でした。

その為の土地を探し始めたのですが、私たちの希望にあう土地は殆どなく、大手の不動産屋さん、地元の小さい不動産屋にも、良い物件が出そうなら一報をもらえるようにお願いしました。(ザ・ハウスの土地紹介サービスにも頼んだことがあります・・・)

そんな感じで土地を探し続けて3年。半分やけ、半分意地・・・。そんなある日、ふらっと自転車で近所を散歩していた時に、見慣れた場所がいつの間にか更地に・・・。とある不動産屋さんの3棟の建売り現場になっていたのですが、そこを何とか交渉して土地だけ購入させてもらいました。

・・・が、実際には、その土地は家を建てるにあたって障害がいくつかあり、購入前に本間さんに土地を見ていただき、「大丈夫」との答えをいただいたことで土地を購入する決め手になりました。

我が家の場合、望みの土地が見つかったことが、「家を建てよう」と現実に思ったきっかけ、と言えるでしょうか。

東京都杉並区 建築家の感性を信じて出来た家

当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

東京都杉並区 建築家の感性を信じて出来た家

当初建売りだったこの土地は、すでに建築確認も済んでいて変更が殆どきかない状態でした。そこに、私たちが「あ~して、こ~して」と無理なことを言い続けたため、相手が根負けして土地だけ買えたという経緯があります。

このことを通じ、漠然と自分たちに合う良い家に住みたいと考えていたのが、私たちの希望を建売住宅は叶えてくれないことに気付いたのです。

こうなると、自分たちが良いと思える家を建ててもらった方が早い!となり、建築家に依頼することを決めました。

建築家・本間 至さんにはどんなご希望を伝えたのですか?

設計を依頼する前から、本間さんの設計した家を写真などで見ていたので、その空気、そのイメージ、その感性をそのまま表現してほしいと思っていました。ですので、特にこれといった要望は出していません。

「本間の間」を創っていただくこと、即ちそれが私たちの希望でした。あえて言うなら、「明るい家にして欲しい」ということは、伝えたと思います。

東京都杉並区 建築家の感性を信じて出来た家

実際に生活していかがでしょうか?

入居した日から、全く「違和感が無い」家です。

慣れるまでは多少の使いづらさや不便さがあるのが一般的だと思うのですが、それがまるで無く、私たちサイズにできているのが良く解る、非常に計算されている箇所が数多くありました。自然な生活感がある、無意識に気持ち良く過ごせる、そんな家です。

私たちサイズにできているということは、非常にメンテナンスがしやすい家だと言えるとも思います。

あと、私たちの感性に合っていると思わせるような要素のひとつに、地域に対する意識の共通性(我が家と本間さんの家はご近所です)ということが、この家にはあるのではなかろうか、と最近は思っています。

東京都杉並区 建築家の感性を信じて出来た家

ザ・ハウスを利用しての感想は?

東京都杉並区 建築家の感性を信じて出来た家

私たちの建築家との家づくりは、「ザ・ハウスから始まった」と言っても過言ではありません。

建築家との家づくりを決めても、実際に建築家と直接アポイントをとるのは、やはり戸惑いがあります。それは、建築家との家づくりというものに様々な不安定要素があるからだと思います。

比較的長い期間、一緒に家づくりという共同作業を行っていくからには、施主、建築家、お互いの共通点や相性などが問われます。その様な相性をどうやって探って行けば良いのか・・・そこにまず、高いハードルがあるのです。

そういった点では、ザ・ハウスの存在は、建築家との家づくりを考えている私たちの不安、欠落している情報を補ってくれる、まさに画期的なシステムだったと思います。

実際に担当していただいた女性のスタッフの方は、(本当に!)良くケアをしてくれました。複雑になりかけた建築家選びを問題なく調整していただき、本間さんとの繋がりを生み出してくれました。

ザ・ハウスがなければ、私たちの家づくりが今のような形をとっているかどうか分かりません。

これから建築家と家を建てる方に一言

まだまだ建築家と建てる、という行為はメジャーではありません。ですが、本当に自分たちの望む家、自分たちに合った家は建売りには存在しないと思います。自分の体を服に合わせるのではなく、家を造ることは、自分を造ることに通じる行為だと思いますので、だからこそ、その手伝いをしてくれる建築家を見つけ出すことがとても大切だと思います。

家は「一生のうちの最も高い買い物」と言われることがありますが、家は「買う物」ではなく、いろいろな人の手を借りて、(高いからこそ!)住む人自身が造り上げるモノだと感じています。

ザ・ハウスのような存在があり、それを利用できることはとてもラッキーです。(ザ・ハウスの宣伝っぽくなってしまいましたが本当のことです・・・)

そして、何より大切なことは、家づくりを楽しむことではないでしょうか。高いモノなんだから、楽しまなくっちゃ!

東京都杉並区 建築家の感性を信じて出来た家
所在地
東京都杉並区
設計
(有)ブライシュティフト
施工会社
(株)滝新
竣工日
2005年4月
敷地面積
65.15平米(19.71坪)
延床面積
69.17平米(20.92坪)