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ローン特約が適用されない

この記事は、実際にザ・ハウスに寄せられたご相談を再構成したものです。

◆ケース

転職の予定があることを事前に仲介会社に伝えていたのですが、「大丈夫です」と言われ、土地探しを進めました。

気に入った土地が見つかって契約を済ませたのですが、実際に住宅ローンの仮審査を受けてみると、転職することを銀行が知っていたようで住宅ローンが否認されてしまいました。

住宅ローンが通らなかった場合には、住宅ローン特約が適用され、ペナルティなしで白紙解約となると理解していましたが、売主からは「転職するということは聞いていない。違約にあたる」と違約金を請求されています。

転職する予定があることを伝え、大丈夫という返事を受けていたのに、仲介に入って貰った不動産会社にも仲介手数料の支払いを求められています。どうしたらいいのでしょう。

◆解説

住宅ローンが通らなかったわけですから、住宅ローン特約が適用され、売主に対する違約とはなりません。転職の予定があることを仲介会社に伝えた上で契約を結んでいますので、相談者が売主に対して不誠実な行為をしたとは言えません。

むしろ仲介会社が売主に対して、相談者に転職の予定があることを黙って契約を進めてしまったことが問題であり、売主が相談者に対してその責任を負わせるのは筋違いです。

請求された違約金を支払う必要がないことはもちろん、仲介手数料や手付金が返金されない場合には、各自治体の担当部署や弁護士会などにご相談をしてください。