注文住宅の期間は、規模、工法、依頼先などによって変わりますが、概ね9ヶ月から14ヶ月と言えるでしょう。
依頼先別の期間
→ハウスメーカーで建てる場合のスケジュール
→工務店で建てる場合のスケジュール
→設計事務所で建てる場合のスケジュール
不確定要素
家づくりの過程のうち、実施設計や工事などはいわば実作業であり、長短はあってもおのずと期間は決まってきます。
一番の不確定要素は、プランが決まるまでの期間です。
プランの作成は建て主が了解するまで続きます。
平均的には2~3ヶ月ですが、依頼先からの提案を一発で気に入れば1ヶ月で終わりますし、なかなか納得のいくプランにたどり着けない場合は、ときには1年以上も続くことになります。
原因は建て主側?
実はプラン決定が長引く原因は、建て主側にある場合の方が多いようです。
家づくりを進めていく過程では、住宅に関する知識がどんどん増えていきますので、それに応じておのずとご要望も増えていくものです。そのため、ある程度は仕方のないことですが、新居に対する考え方が定まらなかったり、ご要望が途中で大きく変わってしまう場合はプランの作成に時間がかかってしまいます。
その理由は、ご家族の意見がまとまっていない、途中でご親戚などから意見を受けた、細部に対してのこだわりが強い、など様々ですが、もとを辿ると主に人間関係に起因するケースが多いようです。
家族で要望を話合う
まず、ご家族で納得いくまで新居に対する考え方や要望を話合い、それぞれの項目に対して重要度をランク付けして整理することが大切です。
また、ご家族のうち、誰が意見の取りまとめ役になるのかをハッキリさせることもスムースに計画を進めるコツです。
作る側からすれば、誰の意見を聞いていいのか分からない状態が一番困るものです。
家づくりは思いや夢を形にする作業ですが、作業そのものよりも、まず事前にどれだけ思いや夢を固められるかが大切です。