建築工事に先立ち、更地になった土地で工事の無事を祈る地鎮祭が行われます。
地鎮祭は、土地の神様に工事の安全を祈願して行われる儀式で、建て主、建築家、工務店の工事関係者が参加します。
※参考→ハウスメーカーで建てる場合
※参考→工務店で建てる場合
地鎮祭の後は、いよいよ着工します。
着工の際には、工事の起点となる敷地の高さを設定したり、敷地に建物の形の縄を張って、建物の配置計画を確認します。
工事が始まると、建築家は工事が図面通りに行われているかを監理します。特に、上棟までは基礎や構造といった住宅性能の根本となる工事ですので念入りに監理を行います。
工事に入ってから建物が完成するまでの監理の頻度は、おおむね週1回程です。しかし、工事着手から上棟までの間は工事の動きが大きく、進捗がゆっくりなので、上棟以降の監理の頻度よりも少なくなります。
工事の間は、建て主は特にやることはありませんが、設計事務所が監理報告書を作成し、工事状況の報告をします。また、施主自身にも定例会(設計監理者と施工者との定期的な現場打合せ)に参加してもらう方針の設計事務所もあります。