自己資金とは、借入れ(住宅ローン)以外に自分で用意する手持ちの現金のことをいいます。
建売住宅やマンションのチラシなどには「手持ちの現金がゼロでも購入できる」と謳われているケースもあるようですが、注文住宅の場合、一般的には金融機関からの借入れだけでは家づくりはできませんので、あらかじめ一定の自己資金を用意しておくことが必要です。
自己資金の目安
個々には物件の担保価値、金融機関の条件や建て主の年収、勤務先等によっても異なりますが、原則として注文住宅を建てる際の自己資金は、土地・建物の10~20%の「頭金(あたまきん)」と3~5%の「諸費用(消費税は除く)」を目安と考えましょう。
頭金(あたまきん)
頭金とは、住宅ローンでの支払いの場合に最初に支払うまとまったお金のことをいいます。多くの金融機関では、原則として融資額の上限を物件購入価格または建築費に対する90%としているため、借入れができない10%については自己資金で用意する必要があります。
諸費用
多くの金融機関では、原則として工事請負契約に含まれるものを住宅ローンの対象としています。そのため、工事請負契約に含まれる消費税を除き、その他の諸費用については自己資金で用意する必要があります。
なお、諸費用については別途ページを設けていますのでこちらをご参照ください。