建物の工事費用のことを言います。
工事費には、材料費、加工費や取り付けなどの手間賃、運搬費、地盤調査や申請手数料などの諸雑費、管理費などの間接費、会社の利益などが含まれます。
工事費は、構造、床面積、依頼先、予定地、グレードなどによって決まります。
便宜的に工事総額を施工床面積で割った「坪単価」という考え方がよく使われますが、床面積によって金額がほとんど変わらない項目がありますので、坪単価は床面積が小さくなればなるほど高くなります。
一般的な工事費がいくら位かを言うことは難しいことですが、見当のために申し上げると、床面積に限らず下限は2000万円前後で、上限はいくらでもかけることができます。床面積30坪ほどの平均的な住宅で言うと、木造の場合は2300~3500万円、鉄骨造の場合で3500~4500万円、鉄筋コンクリート造で4500~6000万円ほどと言えます。
ただし、ウッドショック、ロシア・ウクライナ戦争、円安などによる建材の高騰、人件費、輸送費の上昇などが重なり、総じて住宅建設時の工事費は上昇傾向にあります。
工事費はその地域毎に異なりますので、ハウスメーカーの工事費については、「ハウスメーカーの坪単価一覧」をご覧ください。