前回は「住宅とIoT」の関係を考える上での身近な例として、「スマートスピーカー」を取り上げました。
そしてなんと昨日NHKが報じたところによると、Googleのスマートスピーカー「Google Home」の日本語対応製品が10月上旬にも発売されるとのこと。
なんともタイムリーなニュースが飛び込んできましたが、今回はさらに具体的に「住宅に関連するIoT製品やサービスにはどのようなものがあるのか」を見ていくことにしましょう。
IoT製品には大きく分けて、何かの機能に特化した「単機能型の製品・サービス」と、いくつかの機能を統合した「パッケージ型の製品・サービス」があります。
単機能型の製品・サービス4例
●鍵を開閉する
Qrio Smart Lock (キュリオ スマートロック)
自宅のドアロックをスマートフォンで行うことができる「スマートロック」。今あるサムターンの上から取り付けるだけなので、工事不要で取り付けることができる。調整用の付属品を利用することで様々なサムターンに対応。
●照明を制御する
Philips Hue(フィリップス ヒュー)
部屋の照明をコントロールするワイヤレス照明システム。照明の点灯、消灯を自動化する。家に近づくと照明が自動的に点灯し、家から離れると自動的に消灯することもできる。
●カーテンを開閉する
mornin(モーニン)
設定した時間にカーテンを開閉したり、スマートフォンからカーテンを開閉することができる。生活リズムにあわせた、健康的な目覚めを促す。
●リモコンを集中制御する
iRemocon(アイリモコン)
スマートフォンでエアコンやテレビなどの家電を制御できるツール。家庭のあらゆるリモコンを学習機能によって集約し、スマートフォンで操作できるようにする。音声認識機能も使えるので、料理中などに両手がふさがっていても家電の操作ができる。