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コーディネーターとして、施主として

工務店の本社へ、家族で出かけた日

先日、設計契約中の工務店の本社へ、家族全員で見学に行ってきました。
外観に関する方向性を決めるのが主な目的でしたが、決めることの多さに、改めて家づくりの奥深さに圧倒されました。
それでも、「ようやくここまで来られたのだ」という実感が積み重なっていきます。
去年の今頃、花粉症に苛まれながら展示場を巡り歩き、拭いきれない違和感を抱えていた頃と比べると、その歩みは確かに前へ進んでいます。

見学の日、一番楽しそうだったのは父でした。訪問した工務店の本社は、三角形の土地に建つ、地下室ありの3階建て——建物の造り自体もユニークでしたが、父が感動していたのは工務店の「企業理念」でした。
1階にカフェがあり、地元の方の憩いの場になっていたり、地下に作られたホールでは、社内のイベントだけではなく、映画上映やレンタルスペースとしても利用できるそうです。また、いざというときは防災の拠点にもなるよう設計されているとのことでした。

注文住宅を手がける会社が、地域のために何ができるかをここまで考えている——その姿勢に、父はすっかり心を動かされていました。

カフェでケーキを買って帰りましたが、こちらも美味しくて、帰宅後も「訪問してよかった」と満足気でした。
「この工務店と出会えてよかった」——そう言う父の言葉を、今回もまた聞くことができました。

思い込みを、ほんの少しほどいてみる

注文住宅を検討するとき、「まずは展示場へ」「建てるならハウスメーカー」という流れを大前提にしてしまっている方は、決して少なくないと思います。以前の私もそうでした。

展示場に行けば、なんとなく家づくりが前に進む気がしていました。広告で見たモデルハウスに足を踏み入れれば、「自分たちの家のイメージが具体的になるはず」という期待もありました。
でも、実際に訪れてみると、目の前に広がるのはハウスメーカーが威信をかけて作ったきらびやかな空間。豪邸仕様のモデルハウスから、規模を抑えた実家の建替えのイメージが湧くわけもなく、「これは私たちの話ではないな」という感覚だけが残りました。

また、「展示場に行けば、自分の状況に合った提案をもらえる」とも思っていましたが、新たなモデルハウスを訪れるたびに、自分の置かれた状況を最初から説明し直さなければならず、それが次第に重荷になっていきました。情報を得るつもりが、いつしか説明をすることで消耗していたのです。

もし、ハウスメーカーを見学したものの「自分事として捉えられない」「何か物足りない」そう感じている方がいたら、ぜひ工務店での家づくりも検討していただきたいと思います。
「もっとこだわりたい」「自分たちの暮らしに合った家を、より丁寧につくりたい」という気持ちがある方には、工務店という選択肢が、家づくりの大きなヒントになるかもしれません。
もちろん、知名度や安心感という面ではハウスメーカーが頼もしく感じる場面もあります。でも、地域に根を張り、独自の哲学で家づくりと向き合う工務店の世界は、一度のぞいてみる価値が十分にあります。

ハウスメーカーとはまた違う、工務店独自の輝き

仕事柄ということもあり、複数の工務店と面談を重ねる中で、強く感じたことがあります。それは「工務店は、ハウスメーカーとはまた違う独自の磨き方で切磋琢磨している」ということです。

実は、今回契約には至らなかった他の工務店三社も、それぞれに地域・社会活動へ貢献していたり、「こだわりの家を建てるならあの会社」という地元での評判を積み重ねていたりと、共通する姿勢が見て取れました。
規模や知名度ではなく、地域との関係性、職人的なこだわり、企業としての哲学を丁寧に積み上げることで存在感を示していく——そういう工務店の姿は、ハウスメーカーとはまた違った魅力にあふれています。

工務店のショールームや本社を訪れると、そのことがよくわかります。木の質感や、造作家具のつくり込み、床材や壁の仕上げ方、そして随所から滲み出る企業理念……数字やカタログでは伝わらない「その工務店らしさ」が、空間の中に宿っているのです。

これから工務店で住宅を建てることを検討されている方には、ぜひ積極的に足を運んでみてほしいと思いました。

コーディネータが、施主になって気づいたこと

正直に言うと、工務店マッチングサービスの価値は「知っているつもり」でした。
コーディネータとして日々お客様と向き合い、工務店をご紹介してきた立場ですから、それは当たり前のことのように思っていました。でも、施主として自ら体験してみて、初めて腑に落ちたことがありました。

マッチングサービスの本質は、「単に情報を届けること」ではなく、お客様の「家を建てたい」という想いをいかに支援するかだと思っています。実際、一から自分で調べていたら、きっとたどり着けていなかった工務店がありました。マッチングというプロセスがあったから、父が感動したあの瞬間が生まれました。

ザ・ハウスが大切にしているのは、まさに「ここ」です。お客様の言葉に耳を傾け、想定内・想定外の両方向からヒントを引き出し、「その人にとっての一社」を見つけやすくする——私自身が利用者として、その価値を改めて実感しました。

判断に迷ったとき、伴走してくれるパートナーがいる……その心強さに救われる場面は多いはずです。コーディネータとして知っていたはずのことも、施主として体験することで、血の通った言葉になりました。その言葉を携えて、お客様一人ひとりの家づくりに、これからも真摯に向き合っていきます。

次回予告

次回からは、新シリーズがスタートします。設計契約を終え、いよいよ家づくりが具体的に動き始めました。ショールーム見学から施工現場まで、コーディネータである私が施主として体験するすべてを、リアルにお届けしていきます。

第1回は、水回り・キッチンのショールーム見学レポート。

どうぞお楽しみに。

【1】実家の建替えを決めた日
【2】家族の本音と、現実との折り合い
【3】ザ・ハウスの工務店マッチングサービスに申し込んだ日
【4】工務店マッチングサービス、二回目の電話で見えてきたもの
【5】工務店との面談開始(前編)
【6】工務店との面談開始(後編)
【7】工務店の候補を検討する
【8】工務店を最終決定する
【9】契約書にサインする日


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