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消費税増税と住宅取得のタイミング

消費税増税と住宅取得のタイミング

平成28年(2016年)11月の税制改正により、10%への消費税率の引上げ時期が平成31年(2019年)10月1日に変更されました。

以下の記事は、平成29年(2017年)7月現在に公表されている情報をもとに解説した内容です。詳しくは、国税庁のホームページをご確認ください。

住宅は高額のため消費税率の引き上げによる負担が大きく、資金計画や将来の返済計画への影響も小さくありません。

また、前回の増税時には、消費税が変わる時期をタイムリミットとした駆け込み需要が生じました。急激に需要が増えたことで、現場が混乱して工事の遅延が生じたり、工事費の上昇も見られました。

10%への増税時にも同じことが起きないとは言えません。

一般的に注文住宅は完成までに1年前後の時間がかかります。家づくりをご検討の方は、余裕をもってご計画をスタートすることをお勧めします。

新税率適用のタイミング

平成31年(2019年)10月1日以降に引渡しを受ける住宅は、新たな税率10%が適用されます。

ただし、注文住宅など請負契約を行う住宅については、新消費税率施行の半年前までに請負契約を締結した場合には、旧税率が適用される経過措置がとられます。

旧税率が適用される経過措置

平成31年(2019年)3月31日までに請負契約を締結した住宅は、10%への税率引上げ後(同年10月1日以後に引渡しの場合)においても、改正前の税率(8%)が適用されます。

依頼先別のスケジュール

下記に依頼先別(ハウスメーカー、工務店、設計事務所)の一般的なスケジュールをあげました。なお、下記の図表には、土地探しや依頼先の検討期間は含まれていません。

▼画像をクリックして拡大

消費税8%-10%タイミング

<ハウスメーカーで建てる場合>

消費税8%の適用を考えた場合、ハウスメーカーの一般的な計画期間は計画の開始から入居まで約10.5ヶ月ですので、家づくりのスタートは遅くとも平成30年(2018年)11月が目安となります。

「ハウスメーカーで建てる場合のスケジュール」の詳細はこちら

<工務店で建てる場合>

消費税8%の適用を考えた場合、工務店の一般的な計画期間は計画の開始から入居まで約11ヶ月ですので、家づくりのスタートは遅くとも平成30年(2018年)11月(税率8%適用)が目安となります。

「工務店で建てる場合のスケジュール」の詳細はこちら

<設計事務所で建てる場合>

消費税8%の適用を考えた場合、設計事務所の一般的な計画期間は計画の開始から入居まで約13.5ヶ月ですので、家づくりのスタートは遅くとも平成30年(2018年)8月(税率8%適用)が目安となります。

「設計事務所で建てる場合のスケジュール」の詳細はこちら

2014/03/31加筆修正
2014/11/30加筆修正
2015/11/19加筆修正
2016/06/10加筆修正
2017/07/15加筆修正
2018/05/14加筆修正

(山本)