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スタンプコンクリート
- 2008-07-28
- 名前:プリン
先日、庭を外構の方にお願いしました。なるべく低コストでとお願いしたところ、タイル張りをやめてスタンプコンクリートにしたら安くきれいに仕上がると言われました。
施工例を見たことがないので抵抗があります。
タイルとコンクリートに大きな違いはあるでしょうか?ご参考までに
- 2008-07-29
- 名前:ザ・ハウス
プリンさん、こんにちは。
スタンプコンクリートとは、乾く前のコンクリートに自然石やレンガ、木目などの型を押し付けて作った床や壁のことです。メリットとしては、低コスト。自然石は石の種類によって価格差がありますが、スタンプコンクリートの原材料はどんな模様でもコンクリートですので、価格にバラつきがなく、比較的低コストです。工期も短くなりそうです。レンガの場合、ひとつひとつ敷き詰める作業をしますが、スタンプコンクリートの場合、コンクリートを流し込んで型を押す・着色する作業ですので、工期は比較的短くなります。
デメリットとしては、職人の腕によって品質にバラつきがでることです。コンクリートを流し込んで型を押す、という作業をしますが、すべて現場で作るため天候や職人の腕によって、型や色の定着に差がでることがあります。一方、レンガの場合、工場で製造するので品質は一定です。しかしながら、現場ではひとつひとつ敷き詰める作業をしますので、並べ方や目地の美しさは職人の腕によります。
> 施工例を見たことがないので抵抗があります。
上記のようにスタンプコンクリートは自然石やレンガに似たもので本物ではありません。これをご覧になってて、良いと思うのか、良くないと思うのかは個人差がでると思います。カタログや写真は外構業者さんがお持ちだと思いますので、見せてもらうようご連絡下さい。また、近所に実物があればそれも見せていただいた方がいいと思います。ザ・ハウス様
- 2008-07-29
- 名前:プリン
返信ありがとうございます。
どちらも職人の腕次第なのですね。
後は本物にこだわるかどうかですね。
一度家の人と相談してみます。
近くに施工例がないかも業者さんに聞いてみます。少し補足します
- 2008-08-04
- 名前:Kazu
初めまして。
「品質」という言葉は、実は非常に広範にわたる言葉で、何の品質を重視するのか?のチェックポイントをはっきり識別することが大事です。ザハウスさんが書く「品質」は、恐らく材料の性状のバラつき安定性を指す場合と思われますが、職人さんの腕前=施工技術の高さとバラつき安定性。これも「品質」の概念の範疇に入ります。そのスタンプコンクリートをどこに使おうとしているのか?によりますが、人が頻繁に行きかう場所、車が乗り上げる場所に、私的にはタイルを使うことは勧められません。タイルは肉厚が薄く、「繰り返し応力」がかかると割れやすいからです。レンガは肉厚な分タイルより強いです。ただし大谷石同様、そのものの圧縮強度は弱いので、角が欠けやすいのが要注意です。
スタンプコンクリートはまだ歴史が浅いので、もしコンクリート工業会などで論文など出ていれば、目を通してみるといいでしょう。どんなセメントを使うのかによっても結果は違って出てくるでしょう。モルタルの作り方は、理論化されてますが、住宅の現場では”勘”で練られているのが実態でしょう。
ご参考まで。
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