遠方の建築家でも問題ありません

  • 2012-10-22
  • 名前:ザ・ハウス

ゴローさん、こんにちは。

遠隔地での建築計画は、何かとご心配なことも多いことと思います。
ご質問の件ですが、結論から申し上げますと、遠方の建築家が設計をしても、実際に工事をするのは現場に近い工務店ですので、工事の段階で支障が出るということはありません。
建築家によって頻度は異なりますが、建築家やそのスタッフが定期的に現場に通って、監理をすることになります。
注意点したいポイントとしては、現場から離れた場所で活動している建築家ですと、現場近くに知っている工務店が無いということも考えられます。
建築家の監理のもとで施工が行われるので、建築家が工務店の情報(見積金額の傾向、施工の技量など)をよく知らないというのは、リスクになります。
また、現場が近ければ、交通費は設計料に含まれることが多いですが、大阪から神奈川までとなりますと交通費が別途必要になることも考えられますので、この点も気を付けたいところです。
別の視点から考えてみますと、設計期間中の打ち合わせについては、一般的には設計事務所で行われることが多いので、もし神奈川の建築家にご依頼になった場合は、打ち合わせの度にゴローさんが神奈川まで出向く必要があります。
打ち合わせの頻度としては、2週間から1ヶ月に1回ぐらいのペースで行われるのが一般的です。
この点に関しては、建築家によってはメールや電話での打ち合わせをメインにしたり、建築家がご自宅まで伺うこともありますが、いずれにしても、効率の良い打合せ方法を相談する必要は出てくるでしょう。
今のお住まいから近い建築家でも、現場に近い建築家でも、どちらに依頼することも可能ですが、やはり一長一短ありますので、上記の点も考慮しつつ「この建築家に依頼したい」と思える建築家に出会うことが出来れば、家づくりのプロセスも、より一層充実したものになるはずです。