整理させてください

  • 2002-10-03
  • 名前:ザ・ハウス

ひろしさん、こんにちは。

少し整理させて下さい。
じゃんさんや弊社が申し上げたことは、施工と監理を同じ会社がやるべきではないということで、設計と監理を分離させるべきではないということとは話が少し違います。
確かに、設計と監理を分離させるか否かは賛否両論があり、建築物の規模などによってもいろいろな考え方が成り立ちます。
ひろしさんのおっしゃるように、設計と監理を分離する場合には、設計者・施工者・監理者の3者が参加すべきで、いずれにしても施工者が監理者を兼ねることは手抜き工事や欠陥住宅の温床になります。
ちなみに、設計と監理を分離させるか否かですが、住宅の場合は、弊社は設計者が監理をすべきと考えます。繰り返しになりますが、図面に表せない細かい仕上げなどは、建築家が監理時に現場で指示を出し、そのことが建物のテイストや雰囲気に大きな影響を与えるからです。
設計担当は若手のデザイナーっぽい人、監理担当はベテランの現場経験が豊富な人、というのは、建築家個人の実力で売っているアトリエ系建築家のスキームではなく、個人の名より組織力で売っている「設計事務所」のスキームです。いわゆる「建築家の家」というものとは、少し違う種類の依頼先です。