地域ごとに定められた建蔽率によって決まります

  • 2017-04-11
  • 名前:ザ・ハウス

山之内さん、こんにちは。

「1階の建坪はどの位になるか」とのご質問ですので、ここでは分かりやすさを優先して「1階の建坪≒建築面積」としてご説明します。

まず、どの程度の大きさの建物が建つかは、その地域ごとに定められた用途地域、建蔽率や容積率などの制限によって決まります。

ご計画地の正確な用途地域を調べるためには、市役所などの都市計画課を直接お訪ねいただく必要がありますが、市役所のホームページでも確認することは可能です。なお、用途地域は必ずしも町名単位や丁、番地単位で決まっているわけではなく、1つの敷地内で異なる場合もありますのでご注意ください。

建蔽率は敷地面積に対する「建築面積(建築面積≒1階の建坪)」の割合、容積率は敷地面積に対する「延床面積≒全ての階の面積)」の割合のことを指します。

建蔽率は用途地域ごとに30%~80%の範囲で定められていますので、例えば、ご計画地の土地面積が30坪で建蔽率が60%の場合、建築面積は30坪×60%=18坪となります。

上記の例にならって試算していただくと、1階の建坪のおおよその目安はお分かりいただけるのではないかと思います。

ただし、角地の場合や防火地域内で耐火建築物を建てる場合などは定められた建蔽率プラス10%の緩和が認められるケースもあります。

また、容積率についても、一定の要件を満たすガレージや地下室は容積率に算入されないケースもありますので、ご検討される住宅会社にお調べいただく方が確かな内容が分かると思います。