ワイフさんへ
- 2010-06-19
- 名前:向日葵
初めまして。私の経験則からくる嗅覚では、まずすぐに、建築家と弁護士が連携して相談に乗ってくれるところがありますから、そこへ相談されることをお勧めします。
その建築家との契約書にある条文は、せいぜい10条くらいではありませんか?某サイトの建築家捜しから、登録建築家にアプローチして、意匠の良さから、建築家で家を建てました。施工監理含めた、設計委託契約を結び、彼が勧める工務店とは別個に、建築請負契約を結びました。
彼とのやりとりでは、「大丈夫です」連発でした。条文がザルだったのでこの点指摘すると「大丈夫です。今までこれでトラブルはありませんでした」。
彼と工務店は何も契約を結んでないことが分かって、この点指摘すると「大丈夫です」。
実施設計が3カ月遅れて、引き渡しが間に合うか指摘すると「大丈夫です。ここまでくれば、後は一気に工事進めるだけですから」引き渡しはそのままスライドして3カ月遅れました。
予算がオーバーしてる点を指摘すると、「大丈夫です。これから予算に収まるように見直しますから。」結局オーバーしてしまい、非難すると「予算はオーバーするものなのです」と居直り。
これは一部ですが、これらの点は、全部彼は自分には一切の責任が無いの一点張りでした。契約に書いてなければ逃げられるのがこの世界です。
工務店のモノづくりに力があったから、建物自体にはまだ不具合はありません。これが不幸中の幸いです。が、彼には住設や材料の知見が乏しく、特に空調は、彼がエアコンの性能を十分発揮できないところにレイアウトして、見栄えを優先させたせいで、夏冬苦労してます。
「ろくに信用調査もせず」とありますが、建築家は建築家であって、信用調査する能力はゼロと思ったほうがいいですよ。私は財務諸表を見る知識は、多少あったので、工務店の信用(これを与信といいます)は、自分で確認しました。設計事務所自体も、小資本の零細企業が大半なので、過大な期待はしないほうがいいでしょう。
建築家に委託して嫌な思いした、施主仲間も似たり寄ったりの情報をくれました。
それからその建築家とのやりとりは、もし未実施なら必ず相手に議事録を作成させて記録に残しましょう。問題起こったときに、必ず証拠が無いのをいいことに逃げますよ。建築家の口約束は、全く信用できません。
長くなりましたが、もしまだなら、払ったお金を取り返せるか、建築家に賠償責任を問えるか、含めて、善後策を専門家の方と相談されることをお勧めします。
ご参考まで。