返信: 設計事務所に設計を頼む場合の保証

  • 2012-09-13
  • 名前:ザ・ハウス

コモエスタさん、こんにちは。

家を建てるのは一生の一大事業ですので、万が一の時に備えた保証というのも大事なポイントのひとつですね。
住宅の工事に関する代表的な保証制度として、瑕疵担保保証と、完成保証があります。
まず、瑕疵担保保証は、雨漏りや、基本構造部分に不具合があった場合に引き渡しから10年間は施工会社が無償で修理しなければならないという制度です。
これは品確法によって義務付けられていますので、依頼先に関わらず必ずついてくる保証です。もちろん、設計事務所に設計を依頼していても例外ではありません。
次に完成保証ですが、これは工事中に施工会社が倒産してしまった場合に工事を引き継いでくれる施工会社を見つけてくれたり、それにともなって生じた損害を一部補填してくれるという制度です。
これは施工会社によって、この制度を使える会社とそうでない会社がありますので、どんな施工会社に工事を依頼するか、設計事務所とよく話し合う必要があります。
このような保証制度は、設計事務所に設計を依頼する場合でも利用する事が可能ですが、大手のハウスメーカーが独自につけているような長期保証は、基本的には無いものとお考えいただいた方が良いでしょう。
手厚い保証制度という観点から見ると、ハウスメーカーの方が安心感があると言えるかも知れません。
ただし、家づくりで重要なポイントは保証制度に限ったことではありません。
設計期間中の打ち合わせの回数やその密度、工事金額の透明性、現場監理など、様々な角度で検証して、コモエスタさんにとって総合的に一番納得の出来る進め方をすることが重要です。