補足説明をいたします

  • 2007-01-17
  • 名前:ザ・ハウス

中田佑介さん、こんにちは。

ご質問にございました記述は、このサイトの「家づくりQ&A」コーナーにあったものと思います。
こちらのページ ↓
http://jutaku-chishiki.com/qa/0070.html

上記のページには詳細な説明がありませんので説明を加えます。

資料は住宅産業研究所という機関が公表していますが、その資料によると、建て主がハウスメーカーに払う価格のうちで、実際の住宅のコストは58%、他は建物を売るための費用や利益です。建物を売るための費用とは、広告費や販売促進費、展示場の建設・維持費用、営業マンの人件費などのことで、これらが30%ほどになります。
このことより、ハウスメーカーは規格化・工業化によって元のコストは大変安価であると言えますが、ハウスメーカーは大量に住宅を売ることを前提としたコスト構造を持っているため大量に売るための費用が大きく、最終的に建て主が支払う価格はそれほど安くならない、と言えます。

設問にあった例をおかりして説明しますと、ハウスメーカーで建てた場合、坪単価50万円で40坪の家を建てるとすれば、建て主がハウスメーカーに払う価格は2000万円ですが、そのうちハウスメーカーが建物を建てるためのコストは58%(1160万円)、ハウスメーカーがそれを売るための費用が約30%(600万円)、その他はハウスメーカーの利益などになります。