構造計算について

  • 2006-02-17
  • 名前:ザ・ハウス

ケビンさん、こんにちは。

ケビンさんのような[厳しい目」が増えることが、業者側に緊張感を与え、「変な物を売ろうとすると結局は損する」という状況を作り出し、安心の家づくりができる環境に変えていく一番の近道だと思います。

さて、木造2階建てなどの住宅には、建築確認申請時に構造計算書の提出は求められておらず、耐力壁の量と位置などを簡易な計算により確認する仕組みになっています。
簡易な計算の書類については、各都道府県により提出書類に違いがあるようです。

住宅性能評価では、建築確認申請書類で免除される壁量計算書や接合金物の図面、温熱計算書なども必要となります。

これは、建築基準法が守るべき「最低の基準」を示した法律で、住宅性能評価は住宅の「性能を評価」するためと目的に違いがあるからです。
より安心を求めて住宅性能評価制度をご利用いただくのも一つの方法かと思います。

検査機関とメーカーさんの関係については、特に構造強度偽装事件以降、各検査機関はより厳密に審査する体制を整えていることも併せて考えると、検査の精度が下がることは無いと思われますが、ご心配のようなら他の検査機関や行政に建築確認を申請されてはいかがでしょうか。

なお、構造強度偽装事件発覚以降は行政への申請が増えており、確認がおりるまでかなりの期間が掛かっているのが現状のようです。
竣工までのスケジュールなども考慮に入れて、どこに申請するかご検討ください。