断熱等級と省エネ等級について

  • 2014-04-21
  • 名前:ザ・ハウス

アーキさん、こんにちは。

省エネや断熱にはたくさんの基準が出てきますので、混乱してしまうのもうなずけます。

まず、断熱等級4と断熱等級3の違いについてですが、あくまでも参考になりますが、1992年の「新省エネルギー基準」の家の場合、年間7万4704円の光熱費がかかり、1999年の「次世代省エネルギー基準」の家の場合、年間5万1098円の光熱費がかかるというデータがあります。

※経済産業省「次世代省エネ住宅普及促進事業研究会」調べ。東京都、4人家族が暮らす延床面積126平米の一戸建て住宅をモデルとして1年間 の生活(発熱)スケジュールを設定。同一モデルで断熱仕様を各省エネ基準に従った場合の冷暖房負荷を算出後、冷暖房費を求めたもの。

仮に「新省エネ基準」を断熱等級3相当、「次世代省エネ基準」を断熱等級4相当と考えた場合、光熱費に換算すると年間2万3606円の差が生じると仮定することができます。

また、「省エネ等級」と「断熱等級」についてですが、この2つは計算方法が異なります。

平成27年3月まで適用される「省エネルギー対策等級」は、熱損失係数(Q値)、夏期日射取得係数(μ値)を指標とした基準です。

一方、平成27年4月の改正省エネ基準に先行して適用される「断熱等性能等級」(平成26年2月25日から適用)は、外皮平均熱貫流率(UA値)と冷房期の平均日射熱取得率(ηA値)を指標とした基準です。

詳しい解説は下記のホームページにありますので、ご参考になさってみてください。

※住宅性能評価・表示協会のホームページ

http://www.hyoukakyoukai.or.jp/seido/pdf/jyutakuseido_minaoshi.pdf

※国土交通省のホームページ

http://www.mlit.go.jp/common/001012880.pdf