建築家選び

  • 2010-06-22
  • 名前:ザ・ハウス

イタリアさん
ザ・ハウスのサイト、「ザ・ハウスで建てた家」をご覧頂いたのですね。いつも有難うございます。
荒木さんのコメント、まさにご本人の気持ちを素直に書かれたものでしょう。施主の方が建築家の人柄や特性を理解し信頼されて、建築家がその信頼に答えようとした、それが結果として良い家をつくり建築家にとっては自分の能力を引き出して貰えた良い仕事に繋がったのだと思います。
ほとんどの方は建築家を探す場合、雑誌やホームページをご覧になってデザインの気に入った建築家に先ずはアプローチされる場合が多いと思います。しかし、デザインの好き嫌いだけで建築家を選ぶと、イタリアさんが感じられた様にどこかしっくりこないと感じられる部分も出てくるのかもしれません。
建築家を選ぶ際に、コミュニケーション力や設計・監理能力、コストマネジメント力など、良い家づくりの為に必要な能力を建築家が持ち合わせているのかを確認された上で、最も大切だと思うのは1年以上の計画期間を通し、その建築家と相互信頼を保っていけるかどうかという事だと思います。
施主と建築家のトラブルは、ほとんどの場合、コミュニケーションの行き違いが原因と考えられます。はじめは小さな事でも、最後にはお互いに全てが信用できなくになってしまう、ということは通常の人間関係でもよくある事ですよね。
イタリアさんもお会いになった建築家にいろいろ尋ねられておられるように、自分たちの意見に耳を傾けてくれるか、細かいことでもこちらが理解できるまで説明してくれるかなど、お話を聞いてみることや建築家の答えからイタリアさんが受ける印象などは相性を考える上でとても大事な事だと思います。家を建て終わった後でも人としてずっとお付合いしたい人なのかを見られると良いのではないでしょうか。
イタリアさんも是非、今回の建てた家のように素敵な家づくりになりますことを応援しております。