建築家の責任

  • 2001-06-30
  • 名前:ザ・ハウス

naonaoさん、おはようございます。

「避けた方がいい建築家」には、2種類あります。悪意のある建築家、そして能力の低い建築家です。
前者は言うまでもないことですが、後者にしても大金を払う建て主にとっては「がんばったけど力及ばず」ではすまされません。
ところが、工務店の施工責任は昨年制定された品確法によって、自動的に賠償責任が生じますが、建築家の責任、特に設計責任に関しては、現時点ではあいまいな状況です。もちろん民事で争う事は可能ですが、ほとんどの設計事務所は財務基盤が弱く、結局は泣き寝入りになることが多いようです。
ザ・ハウスでは建築家の登録にはかなり高いハードルをもうけており、必要性からに多くの建築家の情報を持っています。驚くことに、マスコミに多く露出度する方であっても、基本的な知識や能力に欠いた建築家は結構いるもので、そういう建築家にあたった建て主のお話をいつもお気の毒に聞いています。
責任が追及できないのであれば、建て主の自衛手段はとにかく「いい建築家」を選ぶしかありません。ザ・ハウスでもお手伝いできますし、候補の建築家が前に建てた家の建て主にお話を聞くなど、情報収集に努めることが肝要です。また、建築士会などでこういう場合に保証する制度もありますので、建築家に加入していただくようお願いするという方法もあります。(保険料は建て主が払うくらいの心構えでもいいかも知れません)
さて、もう既に設計が進んでいるようですが、もし今までの「時間」と「労力」を捨てられるようでしたら、建築家を変えることをお薦めします。建ぺい率、容積率や北側斜線などで問題が生じるのは能力以前の問題です。手を抜いているか学校を出たての所員に全て任せている以外には考えられません。今後もトラブルが起きないと考えるのは不自然です。施工段階では建築家は監理にあたるわけですが、ここで手を抜かれてしまうと、本当に後悔することになります。
まだ払っていない設計料に関しては、損害賠償を請求しないことと引き替えに、なしにしてもらうように交渉できると思いますし、できれば既に払ったものも返してもらうようお願いできると思います。
せっかくの夢の家づくり、後々後悔なさらないようにがんばって下さい!