契約解除料の算出方法をご確認ください。

  • 2023-09-02
  • 名前:ザ・ハウス

ふくもとさん、こんにちは。

完成を楽しみにハウスメーカーさんと請負契約をされたにも関わらず、契約を解約せざるを得ないご状況に言葉が見つかりません。

ハウスメーカーさんが提示した金額の妥当性については、契約内容、打合せの詳細を存じ上げないため、一般的な回答となりますがご容赦ください。

契約の解除は、契約書に記載のある解約の条項に基づき手続きをすることになりますが、一般的には施主様から解約を申し出る場合には「掛かった費用を施主様が負担する」と契約書に記載されています。

契約締結から契約解除までにかかった費用をハウスメーカーは、ふくもとさんに請求することは認められています。ただし、その請求額はその業界における「平均的損害」を超える場合には消費者契約法にて無効とされています。

金額については、施主様は「家が完成しないのに発生する費用は、可能な限り抑えたい」、住宅会社は「発生した費用はご請求する」と、双方の主張が真っ向からぶつかります。

ハウスメーカーさんの提示金額は「帳尻合わせさてれる感がある」とのことですので、設計業務、インテリアコーディネートについて根拠の説明を求められることをお勧めいたします。

提示金額の算出方法の一つとして、設計料に対して「設計業務の出来高」分をご請求するという考え方があります。

「設計業務の出来高」とは、工事の進捗とは完全に一致するとは限らず「設計業務がどこまで進んでいるか、どこまで終わっているか」ということになります。

設計業務の進め方は各社によって異なりますのであくまでも目安ですが、「確認申請は終わっていた状況」とは50%~80%の設計業務の進捗状況かと思われます。

どのような考え方で金額を提示したのか、ご説明を受けられてもご納得がいかない場合は、双方で協議の上で折り合いがつく点をお話合いになることが必要です。

それでもなお折り合いがつかない場合は、法律の専門家にご相談いただく方法もございます。

まずは、「どのような考え方で提示された金額なのか」ご説明を受けられることをお勧めいたします。

※住宅リフォーム・紛争処理支援センター
https://www.chord.or.jp/

※法テラス
https://www.houterasu.or.jp/index.html

※民事調停
https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_minzi/minzi_04_02_10/index.html

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